バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「Swan Squeeze Hug」
秋の夜長に使いたいバイブが、私のもとに続々と届いています。海外ブランドの洗練された一本あり、昭和からの遺産かしらと思うレトロ感あふれるバイブあり。どちらにもニーズがあるのですから、バイブの世界って面白い。そして、そのニーズはどんどん多様化しています。
「私がバイブコレクションを始めたときは、まだ海外ブランドが少なかった」と最近あちこちでいっています。ブランドとして入ってきていたのは、スウェーデンの「LELO(レロ)」と、ドイツの「Fun Factory(ファンファクトリー)」くらい。でもそれが、カナダ発のバイブブランド「スワン(スワン)」が上陸してきた2011年頃を境に変わってきたように思います。
優美なルックスにハイスペック、そして多彩なラインナップ。これは新しい! と私もすぐに夢中になりました。以降、続々と海外ブランドが上陸してくることになりますが、「スワン」は最初に見たときのドキドキ感をいつまでも味わわせてくれるすてきなブランドです。この連載でも、これまで二度、採り上げていますね。
「The Swan Hug スワン スクイーズ ハグ」を試します
今回試すのは、「スクイーズ」という新シリーズ。「squeeze=強く押す、圧力を掛ける」って、どういうこと? 同シリーズには3種類がラインナップされていますが、そのなかで最もオーソドックスな形でクリバイブも付属した「ハグ」を選びました。
一流ブランドはパッケージにも手を抜かない! ここにマグネットがあることで、しっかりフタが閉まります。 ピタッと閉まるのはそれだけで気持ちがいいし、ふとした拍子に中身が飛び出すこともありません。 ユーザー目線が行き届いているなぁと思います。
説明書、長いと読む気しない~~~~。 私はバイブに限らず、なんでも説明書を読むのがニガテです(←基本、雑な性格)。
説明書が、複数の言語で表記されているのは、とっくの昔に常識レベル。 最近はそこからさらに進化して、インフォグラフィック(情報やデータを直感的に把握できるよう、わかりやすく図やイラストで表現すること)を多様するところも多くて、あまり読み込まなくてもパッと見て使い方が理解できるものが増えました。たしかに、このスワンの新作は多機能ゆえに操作がやや複雑なので、イラストだけで表現するには限界があるのかもしれません。がんばって読むしかない!
これによって、水洗いするときにも安心感があります。 じゃばじゃば水浸しにしても、バイブに水が入ることないもんね。
さて、冒頭に戻ります。バイブにおける「スクイーズ」ってどう意味?
それは、手でバイブ本体にスクイーズ(圧力をかける)することで、振動を加減できる機能!これは新しい!!!!!
バイブコレクターも初めての、新構造です。
ブブブブッと振動がスタート!
強く押せば振動が強くなり、緩めれば振動も弱まります。
へ~、とっても感度がいいのね。
ま、感度じゃ負けないけどね!
……とヘンに張り合いつつ、押したり緩めたりをくり返しました。
これが、このシリーズ・オリジナルの「フリー・スクイーズ・モード」です。
「The Swan Hug スワン スクイーズ ハグ」を試しました
挿入前の“セルフ前戯”においても、この「スクイーズ」シリーズは一風変わった提案をしています。
バイブを脚にはさむ!?
ああ、なるほど。脚でぎゅっと挟むことによって、センサーを作動させて振動をONにしようというわけですね。……って、そんな簡単にできるの??
モノは試しです、太もものあいだにはさんでギュッとしてみたところ、動いた、動いた! センサーの感度がとても高いことをあたらめて実感しました。 が、これ、脚にずっと力を入れてないといけないの? 内転筋がむちゃくちゃ鍛えられそうなんですけど……いえ、その前に脚がツリそうなんですけど。
これは、ちょっと頭を使えば簡単に解消できることでした。 両足をまっすぐ伸ばしたまま太ももに挟むから、筋肉を使って無理にセンサーに圧をかけることになるのです。 左右の足首をクロスさせると、特に力を入れなくてもバイブが両側からムギュッと圧迫されます……といっても私の脚はかなりボリューミーなのでコレができますが、スラッと美脚の女子にはこれはむずかしいのかな(汗)。
ともあれ、これで完全にハンズフリー! バイブの先端をクリトリスに触れるようにセットすれば、両手が自由になりエッチな動画でも本でも好きなだけ愉しめるのです。
おかげで、セルフ前戯が今までにないほど捗りました。 これだけで優秀バイブとして★5つを付けたいほどです。 が、挿入しないことには何も語れないのが、バイブレーターというもの。
ここでひとつ問題が。 挿入しているときは、どう握るとセンサーを作動させやすいのかしら? 私は通常、バイブのコントローラー部分を完全に手のひらのなかに納めるようにして握っています。 でも、このバイブはそれではいけないのです。
いろいろ検証した結果、センサーの片側を「親指の付け根の盛り上がった部分」で、もう片側を「中指&薬指」で押す、という結論に落ち着きました。
よし! いよいよ挿入です。 膣奥までするすると挿入し、そしてまずは軽くサイドを押したところ、振動が重い!
振動について私はふだん「ブブブブブッ」と表現しますが、このバイブは「ゴゴゴゴゴッ」とでも表現すればいいでしょうか。 重厚感があって、まるで地響きのような振動なんです。
うわっ。と驚いて、瞬時にバイブから手を離しました。すると、振動が止まるわけです。試しにもう一度「ゴゴゴッ」……手を離せば、ピタッと振動停止。
実は強烈な振動によって、私はモノの数秒でイッてしまいそうだったのです。手で出し入れなんて、トンデモナイ。脳天に突き抜けるような振動に、振動直後にはもう完全降伏寸前。
センサーを軽く押す → もうちょっと強くてもダイジョウブかな、手の握りを強くする → ちょ、ちょっと待って。やっぱり無理、イキそう! → 手を離す
……というのを、何度もくり返しました。 すぐに「イキそう!」となっても、通常のバイブだとコントローラーで操作しなければいけないわけです。 特に、昨今の海外製バイブは操作がかなり複雑なものも多く、ボタンを数度押さなければOFFにならないものもあります。 片手でコントローラーを探ることなく、パッと手を離せば動きが止まるって、かなり便利!
おまけに、振動の強弱もコントローラーの操作でなく、手の握り方で調整できるのです。 操作手順を覚えるといった「頭」でバイブを動かすのではなく、「感覚」でバイブを動かすって、とても新鮮ですね。 そして、このうえなく快適です。 今後、スワンシリーズにかぎらず、こうしたバイブは増えていくんじゃないかなぁ。 だって、とてもユーザーフレンドリーだもの。
童謡の「むすんで、ひらいて」のように、「握って、離して」をくり返し、最後はぎゅーーーっと力を込めて、ついに昇天! このバイブ、私のなかの2016年ベスト・パフォーマンス賞に輝きそうな予感です。
レビュー商品
※販売終了
レビュー項目 | 点数 |
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コスパ コストパフォーマンスです。 |
4.0 |
形状・素材 女性に優しい形状か、身体に安全な素材かを評価します。 |
4.0 |
動き 快感を上昇させる動きかを評価します。 |
5.0 |
使いやすさ お手入れのしやすさを含めた評価です。 |
5.0 |
静音性 振動の強さをMAXにした時の大きさです。 |
4.0 |