バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「FunFactory VOLTA」

ドイツ発の世界的アダルトグッズブランド・FunFactory(ファンファクトリー)で、主にアジア圏の広報を担当されているローラさんにインタビューした模様を、前回お伝えしました。実はそのときに、新作のお話も伺っていたんです。 その場で商品を見た瞬間から「使ってみたい!」と思った私。なんというか、とても好奇心を刺激される形状だったのです。

一見、先端にかけて急激に細くなるナイフのような形状に見えますね。でも、横から見ると……。

まず「これって挿入できるの?」と首をひねった私。 モーターが本体下部に搭載されていて、さらに上半分が二股にわかれてベロンベロンとやわらかいことから、挿入はむずかしそうです。

出てきたばかりの植物の芽とか、花びらとかを連想させる先端部分。「さあ、あなたはここをどう使って遊ぶ?」という声が聞こえてくるかのようです。 FunFactory曰く、「全身くまなく、どこに使ってもいい」そうで、ローラさんからは次のようにお話がありました。

……全部、いわれちゃったな! 私がこれ以上、何も説明しなくていいくらいの完璧なプレゼンテーションです。でも、せっかくですから細かい部分をチェックしていきましょうね。

同ブランドのグッズ、全部この持ち手にしてもらいたいぐらいなのですが、そうならないのはきっと理由があるんでしょうね。コントローラー部分にコストがかかってしまって、割高になるとか。 使い方はとてもシンプルなので、さっそく試してみましょうか!

振動刺激によって快感を引き出すグッズはたくさんあります。いわゆる、ローターってやつですね。 バイブは挿入するために棒状でなければならいので形状に制限がありますが、ローターはそれを考えなくてもいいので、自由な発想で作られているものも相当数、存在します。アイデア勝負の世界ってことです。 だからこそ、ときどき「おっ!」と思えるものと出会えるジャンルでもあります。 それでいうなら、この「VOLTA(ヴォルタ)」は第一印象で「これは使えそう」と思った以上に、多彩な快感を提供してくれるものでした。

たとえば乳首を刺激するとき。 最初から強烈な刺激を与えると、女性はビリッと痛く感じてしまうわけです。だから、まずは写真のように大きく広げ、「面」として乳首に当てます。そうすると皮膚の表面から振動がじわじわと奥へと届けられるような快感で、女性は段階的に気持ちよくなれます。この二股の部分にローションをたっぷり塗って、同じく面で当てながら乳首周辺をグルグルして焦らすのもいいですね! 乳首以上に繊細なクリトリスも、まずはこのパカッと開いて面で刺激でお願いいたします。

逆に、先端部分を指でつまんで細くした状態で使うこともできます。 これは振動がかなり鋭く感じられます。乳首やクリトリスが十分に感じはじめた後に、この使用法に切り替えるのもアリでしょう。さらなる快感を貪欲に求めるようになった乳首やクリトリスに強烈なアクセントを与えることで、前戯は否が応でも盛り上がります。

細くした状態で、アナル攻めも◎です。そのときもローションはたっぷりと。 アナル刺激未経験の人は、触れるだけでくすぐったがるのがパターンですが、この的確な振動で攻めると受け入れてもらえる可能性はけっこう高いと思います。新たな性感帯に目覚めてしまうかも!?

さて、ここまで何度も振動、振動と書いてきました。 でも実は、ボルタの動きは往復ビンタといったほうが適切です。映像を見てください。

徐々に「強」モードに切り替えていっているのですが、残像がスゴイですよね! ローラさんは「タップされる刺激を愉しんで!」といってました。 アナルをタップするのは少しむずかしいですが、乳首もクリトリスも快感のボルテージを上げた後には、往復ビンタでなぶりまくり! こんな強烈な愛撫がお好きな女性も確実にいるでしょう。

また、先刻のローラさんの発言に「カップルトイ」という言葉もあったとおり、上記の刺激はすべて女性→男性にしてもいいですよね。 乳首をなぶられ、アナルをくすぐられ……一度体験したら、どハマりするかもしれませんよ。 試しに、私も自分のパートナーに使ってみました。

このようにして、ペニスをはさみます。最初は根本にじっと振動を送ってみたのですが、それはくすぐったすぎたみたい。身をよじって逃げられました。 なので、今度はサオ部分にそっと当て、上下に動かしてみたところ、これが大ヒット! 本人の談では、マッサージされているような感もあり、それでいて性感もある、とのことでした。その言葉を信じられたのは、先端から透明な液をダラダラ流していたから。いつもより多めで、私としても見ていておもしろかったです。 (ここだけの話、女性としては手コキやフェラより全然ラクで、効果は絶大! って利点もあります……!!)

これでイクということはないようですが、前戯としての効果は十分すぎるほど。 ベッドサイドに待機させておくしかない、ということで合意しました。「ひとりで使ってもいいんだよ」と伝えたときは、あいまいな表情をしてましたが。

FunFactoryの新作「VOLTA(ヴォルタ)」は、一家に一台あるといいよね! と心から思いました。 そういえばローラさんは「ドイツではカップルトイが生活必需品のような存在」とおっしゃってましたもんね。