バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「ファンファクトリー ストロニック G」
身内の話で恐縮なんですが、うちの彼はしょっちゅう「背中かいて」といってくるんです。で、かいてあげると「そこじゃない! もっと上……いや、右! もうちょい左!」と、もうウルサイウルサイ。乾燥肌なうえにジンマシンが出やすい体質だから、すぐかゆくなる。でも、身体がかたくてかゆいところに手が届かない。 朝起きての第一声が「背中!」だったりするから、イヤになります(笑)。まあ本人も、一発でかゆいところを探し当てない私にイラ立っているようなのですが、それはもうあきらめてもらうしかないですねー。 で、この“かゆいところに手が届く”感がバイブでも非常に重要、というのが今回のお話です。
「Fun Factory STRONIC G ストロニック ジー」を試します
※販売終了
クチコミ評価 |
商品レビュー一覧 |
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この連載でも、すでに何本も紹介してきました。バイブ好きならもうおなじみ、バイブ初心者にもマストで知ってほしいドイツのブランドです。 どうして見てすぐにわかるかっていうと、ハッピーな雰囲気をまとったブライトカラー、むちっとした肉厚感が特徴だからです。
以前、同ブランドの男性広報さんが来日したときにお話を聞く機会がありました。印象に残ったのは、「すべての人に使ってもらう、ということを考えて作っている」というお話。
すべてのセクシャリティ向けのグッズを作りたい。 大きさも、ミニサイズからかなりのビッグサイズまで幅広く。 そして、価格帯の幅も広げる。 「お金がないから買えない」人を減らすために。 グッズを使う環境もさまざまだから、充電式だけでなく、欧米ではものすごくめずらしい乾電池式も用意している……。
こういうブランドなら、まさにかゆいところに手が届くように自分にピタッと合うものが見つかるんじゃないかって思わせてくれますよね!
FunFactoryファンであれば、もう何個も持っているはずの充電器(笑)。 箱をあけた瞬間、「また増えた~」って思いましたね。別売りにしてくれるとありがたいんですが……ってワガママでしょうか。
マグネット式ってありがたいんですが、充電中に何かのはずみで本体から外れていたりして、いざ使おうとしたときにまったく充電されていない……ということが何度かありました。いえ、悪くいっているわけじゃないんですよ。私がそそっかしいというだけのことです。 見るからにシンプルなバイブだけに、「初心者用かな」と思われた方もいるかもしれません。
全体的に凹凸がなくなめらかで、弾力を感じる豊満ボディ。サイズも3.5cmと気軽に試せるサイズです。 でも、何かが違う。ビギナー向けのやさしいバイブではない気がする。手で持った瞬間に、そう感じます。
なぜなら、ずしっと重いんです。明らかに、ほかのバイブとは違うことがわかります。 最初にタネ明かしをしてしまいましょう。 このバイブ、ピストンするんです!
ピストンバイブ、いまはそうめずらしい存在ではなくなっています。日本国内のメーカーから格安の商品もちょいちょい発売されています。が、もとはといえば先駆者はこのFunFactory。「Fun Factory BI STRONIC FUSION(ビーストロニックフュージョン)」というモデルが、世界中で大ヒットしました。 なつかしいな~と思って、「ビーストロニックフュージョン」のページを眺めてみたらレビューがなかなか衝撃的でした。「太すぎて入りません」とか「やっぱり入れにくい」とか。
そうなんです! こちらの元祖は直径が4cm。……え、5mmしか違わないじゃないかって。 たしかに4cmといえば太いけど、超太いというわけでもありません。でも、実際に挿れてみると巨根感がすごかった……。 なかなか奥まで届かなくて、「ヒッヒッフーーーーッ」と呼吸をしながらバイブを奥に進める「逆ラマーズ法」でなんとか根本まで挿入したのを覚えています。その後のピストンの威力で一気に快感の渦に巻き込まれれば、苦労したことは忘れちゃうですけどね。
で、ついに出たのがコンパクトサイズの「ストロニックG」。 きっと世界中の女性からリクエストがあったんですよ。「もっと小さいのがほしい」「さすがに大きすぎる」って。最大直径は5mmの差ですが、印象としては2周りぐらい小さくなった感じです。
これなら苦労する時間を省いて、いきなり気持ちよくなれるんじゃない? 期待、むちゃくちゃ高まります!
「Fun Factory STRONIC G ストロニック ジー」を試しました
FunFactory商品の優れたところに「ロック機能」があります。なにかの拍子にスイッチが入ってブルブルしないよう、主電源をロックできるのです。ちなみに、購入時にはすでにロックがかかった状態です。
……の瞬間に、ヴゥゥンッと手に重い振動が伝わってきました。なんだか厳かな気持ちになってしまうほど、重々しいんです。 今回はもうセルフ前戯の話など省いて、本題、つまり挿入のお話からはじめましょう。 実は、今回のバイブも「うわ、大きいな」感がありました!
メーカーは「スリムサイズ」と謳っているし、実際、前モデルよりずっと小さい。ほかの、最大直径3.5cmのバイブを挿れても大きいと感じないのに、なぜかこれだけは大きく感じる……。 なんなんでしょうね。理由はよくわかりませんが、サイズ“感”というのは数値だけではよくわからないものです。
何度か使ううちにわかったのですが、このバイブには水溶性の伸びがいいローションが合います。そのほうが「うわ、大きいな」と感じながらも、スムーズに奥へと進んでいくからです。 薄い水の膜に包まれて、奥へ奥へと滑り込んでいくというイメージです。ケチらないで、たっぷり使ってください!
実は私、奥まで届かないうちに一度スイッチをONにしてみたのです。早くピストンを体験したいという思いが強くて、待ちきれずに。 でも、なんか違和感が強かったんですよね~。これは「一番奥で感じろ!」というFunFactoryからのメッセージに違いない、と確信しました。
ローションの力を借りて、それなりに時間もかけて、やっと届いた子宮の入口。かゆいところならぬ、膣の最奥部に届いた! これで、セッティングはOKです。
いささか緊張しながら、再びスイッチをONにしました。
先ほど手で受け止めた重々しい振動が、どんな感触をもたらしてくれるのか。ゆっくり深呼吸して、ボタンを推したところ、シャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコ!
せわしない感じの音とともにピストンがはじまった!
いえ、正確にはバイブ自体はピストンしていないんですよね。 内部には磁石が2個搭載されていて、双方を反発させあうことで、ピストンしているかのような錯覚を与えてくれるのだとか……う~ん、むずかしい。
仕組みをわかっていなくても、気持ちいいものは気持ちいい! ノックされているような、もしくはぐいぐいと先端を押し付けられているようなそのピストン運動は、最高といって差し支えない気持ちよさです。
のっけから激しく突かれると痛いんじゃないの? なんて心配もしていましたが、時間をかけて奥まで挿れたとなればもう身体側の準備はすっかり整っているわけです。そんなところを的確なリズムで突かれるんだから、これは陥落不可避です。 最初はシャコシャコシいう音がちょっと気になっていたのですが、やがてピストンのリズムに夢中になっていき、音は完全に脳の外へと追いやられました。
一定のリズムで膣奥を突かれるって、みなさんが思っているよりずっと強い快感を呼び起こします。これ、人体にはできないワザですからね! そのリズムでイケなかったら、また次のリズムへ。なんと10パターンものピストンパターンが用意されているので、焦らしのリズムもあればイケるリズムもあるんです。
「Watch on YouTube」をクリックしてください。
高速ピストンは私はちょっとニガテでしたが。
「これはどう?」
「次のリズムでイッちゃおうかな?」
「あー、でも次のリズムも試したい!」
とやっているうちに、気づけばシーツがぐっしょり濡れていました。最終的には、ドッドッドッドッドッ……という心音のようなリズムで昇天いたしました。
やっぱりFunFactoryってすごい!
信頼できる一本です。
レビュー商品
※販売終了
レビュー項目 | 点数 |
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コスパ コストパフォーマンスです。 |
4.0 |
形状・素材 女性に優しい形状か、身体に安全な素材かを評価します。 |
5.0 |
動き 快感を上昇させる動きかを評価します。 |
5.0 |
使いやすさ お手入れのしやすさを含めた評価です。 |
4.0 |
静音性 振動の強さをMAXにした時の大きさです。 |
4.0 |