チクニールのアナルファクトリー 前立腺グッズの改造方法
(投稿日:2015/7/20)
チクニールです。チクニールのお気に入りエネマグラ「ドルフィン」は、もちろんそのまま使うのもOKですが、バリがあり、長時間の使用だと前立腺が痛くなってくる場合があります。
目次
前立腺グッズのバリとは
POINT
バリとは、金型成型を行う際に、出来上がった成型品の金型合わせ目に位置した部分に生ずるパーティングラインの、突出が特に著しいものもバリと呼ぶ。(Wikipediaより)
エネマグラドルフィンやEXの場合、このバリがあり、バリを自分で削り取り表面を滑らかにすることで、より長時間快適に楽しめるよう改良する愛好家が多数います。チクニールもその一人。
直腸は収縮するので、エネマグラを挿入すると、直腸は次第にエネマグラにぴったりフィットするように包み込みます。それだけなら別に痛くはありません。
ドライオーガズム中は前立腺のベストポジションにエネマグラがフィットしている状態であり、1箇所に集中して刺激が加わることになります。どんどん敏感になっていく前立腺に、鋭いバリがギュ~っと食い込んでいたらどうでしょう……。考えるだけで痛々しいです。
当初はチクニールも未加工のまま使用していましたが、長時間入れっぱなしにしておくと、前立腺周辺がジンジン、ズキズキしてきて不快感が出てきました。これを改善するため、ドルフィンのバリを削り取ることにしました!
改造用前立腺グッズ「エネマグラドルフィン イケウルコート」
イケウルコートタイプ。イケウルってなに?
わかりません。謎です。おそらく何かのコーティングの名称なのだろうと思うのですが、そんなコーティング聞いたことありません。わかっているのは、マットコーティングということです。メーカーコメントによると、
【商品の特徴】
・持って触った瞬間にフィットする、人肌スキン触感
・美しいフォルムと蝕億に残る存在感
・特有のホコリや手汚れの問題を排除した、静電気防止加工(半導電性)
・抗菌加工(抗菌活性数値ガイドラインクリア)だからとっても安心・衛生的でお手入れ簡単
静電気防止加工・抗菌加工。これが大きいと思います。この加工のおかげでローションは弾かず、汚れはサラッと落ちます。迷ったら、このドルフィンイケウルコートをおすすめします。
ソフトタイプ。消しゴムのような素材で曲げようと思えば曲げられます。ソフト素材は直腸内での存在感が非常に薄くなってしまいます。形状がわかりにくいというか、まさに刺激がソフト過ぎるのです。
このようにノーマル・ソフトタイプ共に、おそらく型を流し込んだときにできると思われるバリがあります。
ソフトタイプであれば全然気にならないですが、ノーマルタイプは硬いプラスチック素材なので結構な尖りがあります。この尖りが長時間使用していると非常に痛く感じてくるのです。
では、ノーマルドルフィンのバリを削り、直腸に優しい"マイルド ルフィン"に変身させましょう。
バリを削って「マイルド ルフィン」にしよう!
用意するもの
サンドペーパー、ニッパー、コンパウンド、ボロ布、根気
まずドルフィンの目? のような、謎の出っ張りをニッパーで切断しましょう。
ドルフィンの目。ソフトタイプにはないですが、ノーマルタイプやイケウルコートタイプにはあります。
完全に切断して取るのではなく、少し出っ張りを残すぐらいが良いです。あとでサンドペーパーで磨きます。
ニッパーでえぐってしまうと、凹みになってしまい、仕上がり時に美しくありませんし、挿入後に異物がその凹みに入ってしまうという可能性もあります。
前立腺グッズのバリを削る
サンドペーパーで、ドルフィンの三ヶ所のバリ(出っ張り)を中心に削っていきます。
最初はサンドペーパー中目の100ぐらいを使用。ある程度削り、その後は140ぐらいで整えていきましょう。
力いっぱい一気に削ってしまうと、思いのほか削れすぎてしまい、形が大きく変わってしまったりするので、形状を保てているか、両面のバランスが崩れていないか、確認しながら削っていきましょう。
削るときはどうしても他の部分に力が入りがちです。アシやツルの部分に負担をかけないよう注意しながら削ってください。
手で触り、目視して、また削り……。根気よく削りましょう。
直腸に挿入して、ドライオーガズムに達した時のことを考えましょう……。
今削っている部分が、前立腺に当たるのです……。
前立腺の気持ちになって、痛くないか、いかに気持ちが良いかを思いながら……バリを無くしていきましょう。
コンパウンド(仕上げ目)
いわゆる研磨剤です。
サンドペーパーでは表面の出っ張りを削りましたが、このままではザラザラで、削った跡が残ってしまっています。
さすがにサンドペーパーでは表面の仕上げに限界があるため、コンパウンドという研磨剤を使って表面を磨きあげていきます。いろいろ種類が出ていますが、今回は表面をツルツルにするため、仕上げ目というものを用います。根気のいる作業です……。
ボロ布(手ぬぐいなど)を小さく切り、コンパウンドを少量付けて、エネマグラの表面を磨きます。ですが、10分磨いた程度では、ツルツルにはなりません。何時間もかけて、表面を仕上げていきます。チクニールの場合は、数日に分けて仕上げました。
いよいよ完成
削る前と変わらない輝き。まるでガラスのようにツルツルしていて、自分で仕上げたものだと思うと触っていて感動すら覚えます。
手前が未加工、奥が加工済み。特に根本から一段目・二段目の鋭い尖りは滑らかになり、挿入時、挿入後も直腸に負担がかからないのが一目でわかります。
ツル部分の加工
ツル部分ですが、切り落としてしまうことに賛否両論あります。チクニールは切り落としてしまっています。ニッパーで切断し、切断面の尖りはサンドペーパーで削りましょう。
POINT
【切り落とさない理由】ポジション直す時に必要。そもそもツルを使って刺激をする。
【切り落とす理由】体勢によってはツルが邪魔になる。ベストポジションだったのに、不意にツルに触れてしまい、ポジションがずれてしまう。
エネマグラ、アネロスとの比較
アネロス(上からプロガズム、ヒリックス、ユーホー)。
日本では後発となるアネロスですが、元をたどればアネロスが元祖になります。
エネマグラは元々米国HIH社(アネロス社)が前立腺肥大や前立腺炎などの医療器具として開発したもので、ドライオーガズムはあくまで治療の際に起こった副作用と言えます。
そう……。人類(男性)はついに射精しないでもオーガズムを得られる画期的な道具を開発してしてしまったのです。
どの時代にも変態がいて、様々なオナニーが試されてきたと思います。なのでおそらく、ドライオーガズムも古代よりあったものと思われます。ただ医学的にも解明されにくい部分であり、ドライオーガズムを得られるのは少数派中の少数派だったことでしょう……。
近年、前立腺グッズの発達で人類(男性)はドライオーガズムにより近づき、人類史上かつてないほど快感を得られるようになったことは間違いありません!
良い時代に産んでくれたことを両親に感謝しましょう。ありがとう。
……さて、エネマグラですが、チクニールが紹介しているものは光漢堂というメーカーのエネマグラです。
色々複雑な事情があるようですが、元祖はアネロス、日本独自に発達した前立腺器具がエネマグラという感じです。
その日本独自のエネマグラを手がけているのが光漢堂です。
ツル部分を見てみましょう。同じものでも刻印が違ったりします。
古いものはHIHの刻印があったり、最近のものだとKOKANDOと刻印されたものもあります。
エネマグラと一口に言っても様々な種類が発売されており、初期からあるEXやドルフィンなどのバリのあるものや、最近登場したイグアナやコバンザメなどバリのないものもあります。
一概に比較はできませんが、やはり定番といえばEX・ドルフィンなので、エネマグラはバリがあるというイメージが強いように感じます。
一方、アネロスはザラザラしたマットなプラスチック製で、表面のコーティングなど、品質は全シリーズ一貫して共通しております(ブラック色やクリアタイプは除く)。
ユーホー正面図。表面は非常に滑らかであり、挿入時の負担、ローションのノリ具合、すべてがパーフェクトです。
アネロスはバリ等が一切なく、表面は予め磨かれているため、指に吸い付くような上品な仕上がりとなっています。
プロガズム。ちょっとコントラスト上げてみました。
表面の感じがわかりやすいと思います。若干ザラザラした感じでローションも弾きません。
我々ユーザーからすれば、アネロスなら間違いがなく、そのクオリティは保証されているため、購入してからの"失敗"した感はありません。エネマグラ・アネロスは多種多様なモデルが発売されており、合う合わないもあると思います。
チクニールの場合は、ドルフィンが本体とツルの距離、大きさなど含め自分に合っているため、ドルフィンを削り磨き上げてでも使い続けています。是非色々試していただき、自分にあったものを探してみてください! 見つけたらそれは一生モノです!!
ドライオーガズムに関する書籍
ためになる参考書をご紹介します。知識は武器になります。前立腺を攻めるなら、少しでも多くの正しい知識を得ておきましょう。
「だいたい知ってるよー」っていう方も、これらの書物を読んだら新たな発見が得られるかもしれません。
また意外とフワッとしていたことや、曖昧だったこともあると思うので、読んでみて改めてわかることもありそうです。
2004年発行。国内初のドライオーガズム専門書と言ったところでしょうか。10年以上売れ続けているベストセラー本です。
チクニールが初めて読んだのは、ドライオーガズムの開発が終わった後でしたが、書いてあることはどれも的を得ており、この教典があればもっと早くドライに達することができたに違いないと思います。軽く目次をご紹介。
【第1章】
”終わらない快楽”への誘い
・女っていいよねー。
・男だって、終わらない快楽を味わいたい。
【第2章】
”ドライ・オーガズム”ってナンデスカ?
・ドライ・オーガズムとは
・おはよう前立腺
・エネマグラ・コラム01
・乳首オナニー”チクニー”あれこれ
【第3章】
・これが”エネマグラ”の正体だ!
・エネマグラとの遭遇
・エネマグラあれこれ
・充実のラインナップ
・備えあれば憂いなし。エネマグラセッティング
・エネマグラ・コラム02
・オナニー現場に踏み込まれた!?
【第4章】
・エネマグラ絶賛使用中!
・は、は、はいってますエネマグラ
・レベル100で神になれ!
・エネマグラ「ちょっと良い話」
・国敗れて山河あり。エネマグラの後始末
・エネマグラ・コラム03
・ケツ以外から狙う前立腺
【第5章】
・エネマグラ マル秘 アップグレード術
・前立腺を叩き起こせ! 前立腺初期化に挑戦
・禁じられた遊び、合法ドラッグでマスターベーション
・番外対談:「ゴメオは怖いよ。経験者に聞いてみよう」
・ケミって底上げ、乗り越しドライ
と……いうような感じで第7章まであり、かなりディープな内容になっております。
かなりグレーというか、2004年当時だから通用した一部内容になっておりますので、くれぐれもご注意ください!
初心者向けというより、ドライオーガズムを知っている人が読んで納得する・再発見する内容です。
第1~4章まで基礎的なことが詳しく書かれており、経験者だからこそ理解できる表現もあり、同じ経験者からすればかなり面白いです。初心者ではれば非常にためになり、アナルをやったことない方であれば、新しい世界を知る良いきっかけになると思います。
第5章以降は一気にハードな内容になります。尿道を使った前立腺初期化、電流、性転換・女性ホルモン、媚薬、自由樹脂を使った自作エネマグラ、音の振動で刺激を与えるオトマグラなど……。
ネタではありません! すべては真実なのです!
いかにドライオーガズムの世界が深いかがよくわかると思います。