女性のオナニーのやり方とイクためのコツ！オナニーのメリットや注意点も解説

セックスやオナニーで、「イキたいのにイケない！」という女性は多いものです。「イクにはどうすればいいんだろう？」「どうやってみんなイッてるの？」と疑問に思っている人もいるでしょう。

本記事では、女性のオナニーの具体的なやり方とイクためのコツを紹介します。オナニーに使えるラブグッズやおすすめの商品もみていきましょう。

女性のオナニーは、自分で自分の体を刺激し、快感を得ることを指します。「ひとりエッチ」や「セルフプレジャー」「自慰行為」とも呼ばれます。

女性のオナニーには、積極的オナニーと感覚的オナニーの2種類があります。積極的オナニーとは、すっきりしたいときにするオナニーです。対して、感覚的オナニーとは、マッサージのようにリラックスするために行うオナニーです。どちらも、最終的にはオーガズムに達することを目標に、自分の気持ちのいいところを刺激します。

オーガズムは、「物理的な刺激による肉体的な絶頂」を意味します。女性は、刺激をする性感帯によって異なるオーガズムを得ることができます。女性のオーガズムには下記のような種類があります。それぞれどのようなオーガズムなのか、確認しましょう。

クリトリスへの刺激によるオーガズムを「外イキ」と呼びます。クリトリスは、女性が最も快感を得やすく、オーガズムに達しやすい性感帯です。

実は、クリトリスは快感を得るために存在している器官だといわれており、その他の性感帯が感じにくい女性でも大きな快感を得ることができます。そのため、オーガズムに達するまでの時間も短く、2,3分でイク人もいます。短時間でオーガズムに達する一方で、オーガズムとしては比較的快感が浅い・軽いため余韻も短く、「浅イキ」「軽イキ」ともよばれます。

膣の中にある性感帯Gスポットへの刺激によるオーガズムを「中イキ」と呼びます。Gスポットとは膣内のお腹側3～5cmのところにある性感帯だといわれていますが、実はこのGスポットの快感はクリトリスによるものです。

クリトリスのうち体外に出ているのは「陰核」と呼ばれる部分で、1cm程度の大きさしかありません。しかし、クリトリスの大半は体内にあります。つまり、膣側から体内にあるクリトリスを刺激し、得られるオーガズムが中イキなのです。

中イキの快感は、外イキよりも不快といわれており、オーガズムに達した後の余韻も大きくなります。ただし、中イキできる女性はそう多くなく、オーガズムに達したことがある人の約半数ほどだといわれています。

Gスポットよりも奥にある性感帯・ポルチオへの刺激によるオーガズムを「奥イキ」と呼びます。ポルチオとは、子宮下部の子宮頚部のうち、膣に飛び出した部分を指します。膣の長さは8～10cm程度で、なかなか指で刺激することができません。

ポルチオは性感帯の1つではありますが、開発されていないと、刺激を痛みとして感じやすい部位でもあります。一方で、ポルチオで快感を得られるようになると、連続イキが可能になります。連続イキに関しては、後述します。

乳首への刺激によるオーガズムは「乳イキ」または「胸イキ」と呼ばれます。神経が集中している乳首は、女性の第二のクリトリスとも呼ばれており、多くの女性が乳首で快感を得られます。

人は乳首への刺激によって、クリトリスや膣壁、子宮頚部への刺激と同じ脳の領域が反応することがわかっています。このことから、脳は乳首への刺激と他の性感帯への刺激を同じように感じていると推測されています。

ただし、乳首で快感を得られても、オーガズムに達する女性はそう多くありません。オーガズムに達するためには、十分な開発が必要です。

アナルへの刺激によるオーガズムが「アナルイキ」です。アナルでオナニーやセックスをしたことがある日本人女性は少ないため、日本ではあまりメジャーではありませんが、アナルも快感を得られる器官の1つです。

女性がクリトリスで快感を得ると、膣や肛門を経由して脳へと伝わります。クリトリスのオーガズムでも肛門の筋肉も収縮しており、女性の快感と肛門は密接に関わりがあるといえます。さらに、アナルと膣は隣り合っているため、アナル側からGスポットやポルチオを刺激することができるため、開発をすればアナルでもイケるようになります。

アナルイキができるようになると、他の性感帯では得られない深いオーガズムに達するといわれています。

連続イキとは、単発の絶頂ではなく、短時間の間に何度も繰り返しオーガズムを迎えることを指します。自分の意思とは関係なくオーガズムが連続して訪れる、所謂イキっぱなしの状態になります。

連続イキをしているときは、体全体が敏感になります。ちょっとした刺激でも感じやすく、更なるオーガズムにつながります。連続イキは、ポルチオによる刺激によって起こりやすいといわれていますが、開発が進めばクリトリスなどその他の性感帯でも連続イキに達することもできます。

2ヵ所の性感帯を同時に刺激することによるオーガズムは「両イキ」と呼ばれます。女性のオナニーでは、外イキと中イキ、乳首イキと外イキなどが達しやすいでしょう。

複合的なオーガズムになることで通常のオーガズムとは比べ物にならないくらい大きな快感を体験できます。ただし、2つの性感帯で同時にオーガズムに達することは簡単ではなく、イキやすい性感帯を十分に開発することが必要です。

オナニーに対して、後ろめたさや罪悪感を感じる女性も少なくありません。しかし、オナニーには女性にとってさまざまなメリットがあります。1つずつ確認していきましょう。

女性でも性欲を溜め込んで欲求不満になると、集中力が落ちたりイライラしたりと、実生活に悪影響が出ることがあります。

また、性生活が合わないと、パートナーとの関係が悪化する可能性もあります。オナニーで性欲を解消することにより、仕事の作業効率が上がったり、パートナーとの関係が改善したりとプラスの効果が期待できます。

オナニーには幸せホルモンによるストレス解消効果もあります。オナニーをすると、幸福感をもたらすホルモン「エンドルフィン」や、やる気を出させるホルモン「ドーパミン」が分泌されます。

さらに、オーガズムに達すると、精神状態を安定させる幸せホルモン「セロトニン」や、抗ストレス作用を持つホルモン「オキシトシン」も分泌されます。オナニーをすることで、ストレス解消となり、より意欲的で幸せな生活につながるのです。

幸せホルモンの分泌にはリラックス効果もあります。幸せホルモンのうち、「セロトニン」は脳の興奮を抑えたり、心身をリラックスさせる効果を持ちます。「オキシトシン」は、不安な気持ちを和らげ、心身をリラックスさせます。イライラしたり、不安・心配な気持ちが強いときにオナニーをすることで、気分を安定させることができるのです。

また、オーガズムに達すると、休息時に優位に働く自律神経・副交感神経が働き、血圧や心拍数を下げ、筋肉を弛緩させるため、人間はリラックス状態に入ります。

心身がリラックスすることで寝つきがよくなり、安眠・快眠効果も期待できます。寝なければならない時間になっても、なぜか目がさえて、なかなか眠れない夜がある人も多いのではないでしょうか。オナニーやオーガズムで、幸せホルモンの分泌を促し、副交感神経が優位になることで、自然と睡眠に入ることができるのです。

また、オナニーは体力を使うため、単純に体が疲れて眠りやすくなるという面もあります。

オナニーで血行が促進されると、美容や美肌にもつながるといわれています。血流がよくなると、体の隅々まで栄養や酸素が供給され、新陳代謝が上がって肌のターンオーバーを促します。また、オナニーでは女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌が増えます。

エストロゲンには、肌に潤いやハリを与える・髪の成長を促す・乳房を発育させるなどの作用もあります。オナニーをすることで、女性は若さや美しさを保ちやすくなるのです。

オナニーで性感帯を開発することで、快感を得やすくなります。性感帯の感度が高まると、セックスの際に感じやすくなるためパートナーとの性行為をより楽しむことができます。

特に、ポルチオやアナルは開発しないと刺激を快感として受け取れないため、オナニーによる開発・感度アップが必要です。気持ちがいいポイントが増えると、プレイの幅も広がるでしょう。

一般社団法人 日本家族計画協会が2020年に行った「【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ2020」によると、女性全体の約56％が自慰行為をしたことがあると答えています。さらに、20～30代女性の約30％は月に1日以上、20代の約16％・30代の約13％は週に2～3日自慰行為をしていると回答しています。このことから、特に若い人の間ではオナニーはそれほど珍しい行為ではないことがわかります。

一般的なオナニーのタイミングは、朝起きた後、または夜寝る前です。人によって「ラブシーンを見たとき」「人恋しいとき」「セックスが不完全燃焼だったとき」「生理前」「ストレスが溜まっているとき」など、ムラムラやストレスを解消するためにオナニーをしているようです。

それでは、女性のオナニーのやり方を具体的にみていきましょう。まずは、性感帯別に紹介します。オナニー初心者やイッたことがない人は、最もイキやすいクリトリスオナニーから始めるのがおすすめです。

クリトリスオナニーは、クリトリスを刺激するオナニーです。クリトリスは非常に敏感なので、慣れていないと指での摩擦でも痛みを感じてしまいます。まずは、下着の上から優しく押さえるところから始めてみましょう。

クリトリスを直接触れるときも擦らず、とんとんと優しく叩くイメージで刺激するのがおすすめです。このとき、滑りが悪いと摩擦で痛みを感じやすいため、愛液またはローションでしっかりと濡らしておきましょう。人にもよりますが、露出している陰核は非常に敏感なので、初めのうちは皮の上から刺激するようにしてください。

クリトリスへの刺激に慣れてきたら、触れるか触れないかの力加減でクリトリスの上で指を動かしてみましょう。ムズムズ感が増して来たら、指を素早く動かすことでオーガズムを得られます。イク直前はクリトリスが勃起して敏感になっているため、強く刺激すると痛みを感じてイケなくなってしまうため要注意。クリトリスはできるだけ強く擦らないことがイクためのポイントです。

Gスポットは膣から入って3～5cmのお腹側にあるといわれていますが、個人差があるため刺激をしながら気持ちのいいところを探す必要があります。Gスポットを探すときは指のほうが、感触の違いを感じやすいでしょう。

Gスポットで快感を得るためには、押し付ける・圧迫するイメージで刺激しましょう。指を使う場合は指の腹全体を使います。指だと気持ちいいところに届かず、無理な体勢を強いられたりとオナニーに集中できないこともあるため、バイブやディルドを使うのがおすすめです。

Gスポットへの刺激では、尿意に似た快感が起こります。最初のうちは、少し違和感や不快感を覚えるかもしれませんが、我慢して刺激を続けましょう。Gスポットへの刺激に慣れれば、セックスでもイキやすくなります。

ポルチオオナニーは、クリトリスやGスポットでのオナニーと比べてハードルが上がります。クリトリスやGスポットへの刺激に慣れてから開発するのがおすすめです。

ポルチオを指で刺激するのは難しいため、バイブやディルドを使います。まずはクリトリスや乳首を刺激して興奮を高め、濡れてきたらラブグッズを膣に挿入します。挿入後もまずは浅い部分でゆっくり抜き差ししたり、Gスポットを刺激したりして、膣を慣らしましょう。慣れてきたら、気持ちがいい場所を探る感覚でバイブ・ディルドを奥に進め、先端が奥に届いたら、押し当てるイメージで軽く動かします。

初めのうちはポルチオへの刺激は快感として認識しづらいので、焦って強く刺激するのはNG。他の性感帯を刺激して興奮が冷めないようにしながら、ゆっくりと自分のペースで開発するのがポイントです。

乳首でどの程度の快感を得られるのかは、個人差があります。乳首だけでイケる人はかなり少ないので、感度を高めるだけでもオナニーやセックスを楽しめるようになるでしょう。

乳首オナニーをするときは、まずローションを手指に付けて、ゆっくりと指の腹で胸の下から脇にかけて撫でていきます。胸の下から脇にかけて、脂肪が少ない横乳には、胸のGスポットとも呼ばれる「スペンス乳腺」があります。指を滑らせてゆっくりと気分を高めていきましょう。

乳首を刺激するときは、指先や爪で優しく弾いたり、指の腹で強弱を付けてコロコロ転がしたりと、自分の好きな触り方を探していきます。乳首が敏感な人は、まずは服の上から触って刺激に慣れましょう。乳首を引っ張るのは刺激が強いので、オナニーの終盤に取り入れるのがおすすめです。

アナルオナニーは準備が重要です。人肌程度のお湯を直腸に入れ、アナルを洗浄するところから始めましょう。便秘解消のための浣腸液を使うと、腸の健康を損なう恐れがあるため、ぬるま湯を使うのがおすすめです。シリンジがない人は、トイレの温水洗浄機能も活用できます。

準備ができたら指サックを付けて、ローションを垂らします。アナルは膣のように塗れることがないため、乾きにくいアナル向けのローションを使用しましょう。開発していないアナルには指1本も入りません。最初のうちは、アナルの入り口を撫でて、アナルに挿入する違和感を軽減しましょう。

指が挿入できるようなったら、Gスポットやポルチオを刺激できるように膣側を中心に圧迫していきましょう。アナルはもともと異物を挿入するための器官ではなく、腸壁は膣よりも皮膚が薄いため、激しく出し入れするとすぐに切れてしまいます。必ずゆっくりと押すように刺激してください。

続いては、刺激するアイテム別に、オナニーのやり方をみてみましょう。指以外は必ずしも使う必要はありませんが、ラブグッズを使うと手軽に快感を高められるだけでなく、刺激のバリュエーションが広がるのでイキやすくなります。

自分の指を使う指オナニーは最もスタンダードなオナニーです。クリトリスやGスポット、乳首など、好きなところを的確に、絶妙な力加減で刺激できるだけでなく、感触の違いから刺激する場所を変えることもできます。ローターやバイブのように電動音を気にすることもありません。

多くのセックスではパートナーの指や舌で性感帯を刺激されることになります。セックスでイケるようになりたいのであれば、ラブグッズは使わず、指でイクためのトレーニングをするとよいでしょう。

指オナニーではとくに敏感なクリトリスへの刺激がおすすめ。クリトリスは敏感すぎて、慣れないうちにラブグッズで刺激すると、イクどころか痛みを感じてしまいます。膣に挿入する必要もないので、処女でも気軽にオナニーを楽しめます。そのほか、乳首やGスポットへの刺激にもおすすめです。

ローターは、振動する小ぶりなラブグッズです。小さいので、乳首やクリトリスなど小さな性感帯を集中的に刺激するのに向いています。振動するラブグッズはいくつかありますが、ローターには基本的に持ち手などはなく、振動するユニット部をそのまま持って使います。形状は卵型・ワイヤレスタイプ・クリップタイプなどがあります。なかには、クリや乳首を吸って刺激できる吸引タイプも。

ローターオナニーをするときは、まずは振動の強さを弱に設定し、クリトリスや乳首から少し離れた場所に軽く押し当てましょう。いきなり性感帯に直接当てると、刺激が強すぎる可能性があります。痛みを感じないようだったら、直接性感帯に当ててみます。クリトリスの場合は、皮の上から当てるのがおすすめです。

電マとは、電気マッサージャーの略で、元々はマッサージ機の一種として作られました。こけしに似たデザインで、持ち手の上にキノコのような振動部が付いています。

電マはローターよりも大きく、好きな場所に当てやすいのがメリットです。ただし、元々はマッサージを目的に作られたアイテムで、振動が強いものが多いので、乳首やクリトリスを服の上から刺激するのがよいでしょう。電マでお腹のマッサージをすると、強い振動で体内のクリトリスを振動させて快感を与えることもできます。

バイブは、バイブレーターの略で、振動するラブグッズのうち、主に膣やアナルに挿入できるものを指します。数あるラブグッズのなかでも特にデザインのバリエーションが豊か。Gスポットを刺激しやすいよう先端の角度を変えられるものや、膣に挿入した際にクリトリスを同時に刺激できるよう突起が付いているものなどさまざまです。

バイブオナニーは、Gスポットやポルチオの開発に特におすすめできます。多種多様なバイブがあるため、自分好みの太さや機能、カラーの商品を選んで、使い心地を試してみましょう。ローターよりも繊細な調整はしにくいものの、乳首やクリトリスへの刺激にも使えます。

ディルドは、男性器を再現したラブグッズです。バイブと見た目は似ているものもありますが、ディルドには振動する機能は付いていません。一方で、男性器を模していることもあり、視覚から興奮を高めることができます。音が出ないため、周囲に使っていることがバレにくいのもメリットです。

ディルドは振動しないため、用途は主に膣やアナルへの挿入となります。振動するラブグッズでは強い刺激を得ることができますが、実際のセックスでパートナーの男性器が振動するわけではありません。セックスでイケるようになるためには、ディルドで快感を得るトレーニングをするのがおすすめです。

少し変わりダネのオナニーです。普通に性感帯を触るだけだとイケないという人は、オナニーに一工夫加えてみましょう。オーガズムを得るためには、好みのオナニー方法を見つけることがポイントです。

うつ伏せオナニーとは、うつ伏せになって床や布団、枕などにクリトリスを押し付けて刺激するオナニーです。クリトリスを押し付けるだけなので、クリトリスが敏感で、触ると痛みを感じるという人におすすめ。

掛け布団の中で行えば、包まれている安心感があるので、オナニーに集中しやすくなります。用意するものも特にないため、夜眠れないとき・朝起きてすぐなど、ムラムラを感じたらすぐにオナニーできます。ただし、そのままオナニーするとパンツや布団を汚してしまう可能性があります。ティッシュを挟んで行ったり、塗れやすい女性の場合は防水シーツを用意しておくとよいでしょう。

うつ伏せオナニーのコツは、下腹を押して体内にあるクリトリスを刺激することです。お腹の外から体内のクリトリスを刺激することで、中イキのような深いオーガズムを得ることができます。

妄想オナニーとは、自分が興奮するシチュエーションを妄想しながら行うオナニーです。一般的に女性のオナニーのオカズといえば、動画や漫画ですが、妄想オナニーでは想像力を働かせて完全に自分の頭の中だけで妄想することで興奮を高めます。

妄想オナニーは非常に自由度が高く、頭の中で好きな人に触られるシチュエーションや、推し同士がセックスするシチュエーションについて、喘ぎ声から仕草、表情までを自由に妄想できます。現実ではあり得ないシチュエーションや相手とのセックスを妄想できる点が魅力です。

妄想オナニーをするときは、通常のオナニーよりも想像に集中できる環境を整えることが重要です。部屋を暗くするのもよいでしょう。続いて、自分で好みのシチュエーション作りを行います。妄想の世界へと入り込むには、世界観の設定が欠かせません。誰かとセックスをする妄想をするのであれば、男性器をリアルに再現したバイブやディルドを使うのがおすすめです。

寸止めオナニーとは、あえてイクのを我慢して、快感を楽しむオナニーです。触れる性感帯はどこでもいいので、イク寸前になったら性感帯への刺激をストップして、イクのを我慢してください。

寸止めオナニーでは、焦らされていることで興奮が高まり、身体の感度が上がります。何度もイクのを我慢すれば、イッたときの開放感はより大きなものになります。男性の場合は射精の直前で寸止めすると生殖器に悪影響を及ぼすといわれていますが、女性の場合はオーガズムに達しても精液が出るわけではないため、何度寸止めしても悪影響はなく、気持ち良さが増すばかりです。

寸止めオナニーで何度もイクのを我慢すると、通常よりも深く長いオーガズムになるといわれています。特にクリトリスオナニーはすぐにイッてしまいがちなので、ぜひ寸止めを取り入れてみてください。

ここからはオーガズムに達するコツを紹介します。「オナニーは気持ちいいけどイケない！」という女性は参考にしてください。

女性の快感はメンタルに非常に影響を受けるため、オナニーに集中できる環境を作ることが重要になります。「邪魔が入るかも」「近所の人の声が聞こえる」など、気が散ると快感に集中できません。鍵のかかる部屋やお風呂場など、静かでプライバシーが守られた1人の空間を作りましょう。

周囲のが気になるときは、イヤホンをして動画を見ると聴覚・視覚からも興奮を高められるのでおすすめです。

実は、女性は特定の性感帯を集中的に刺激し続けるよりも、さまざまな性感帯を触るほうがイキやすいといわれています。例えば、Gスポットでイケるようになりたいという場合でも、乳首やクリトリスを触りながらGスポットを刺激することでオーガズムに達しやすくなります。

オナニーでイキたいときは、特定の性感帯にこだわり過ぎず、色んな性感帯を刺激しながら興奮を高めていきましょう。

激しくオナニーする女性を動画などで見たことがある人もいるでしょうが、多くの女性はガシガシした強い刺激よりもゆっくりとした刺激のほうが気持ちいいと感じます。オナニーをするときは、やさしく刺激しながら、大きく呼吸するのがおすすめです。

オーガズムが近づいてくると、自然と呼吸が早くなったり、筋肉がピクピクしたりと全身に反応が出ます。一度オーガズムを経験できれば、自分がイキやすい刺激や呼吸がわかるので、まずはゆっくりとした刺激や呼吸を意識してみましょう。

人によって刺激を与えやすく、イキやすい体位が異なることがあります。なかなかイケないという人は、体位を変えてチャレンジしてみましょう。

また、どこを刺激するのかによっても体位は変わってきます。例えば、クリトリスを刺激したいときは、仰向けでM字開脚するのがおすすめ。Gスポットを刺激するなら、椅子の上で仰向け・M字開脚を試してみましょう。横向きになり足を上げると、クリトリスもGスポットも刺激しやすくなります。

ローターや電マ、バイブ、ディルドなど、女性が使えるラブグッズは多くあります。ラブグッズを使えば、指を使うよりもさまざまな刺激を楽しめます。特に、膣やアナルに挿入する場合、細い女性の指だと性感帯に届かないということもあるでしょう。また、バイブやディルドのような男性器を模したラブグッズであれば、視覚的に興奮を高めることもできます。

指でイケないという人やもっと色んな性感帯を開発したいという人は、ラブグッズを試してみましょう。ただし、ラブグッズの使いすぎは、指やセックスでイケなくなる原因になります。刺激が強すぎるものは避けるほうがよいでしょう。

オナニーでオーガズムに達するためには、イクことにこだわり過ぎず、オナニーを楽しむことを意識しましょう。女性の快感は、メンタルに大きく左右されます。同様の物理的な刺激を受けても、気分がノッていなければ快感として受け取れません。そのため、「イキたい！」と思い過ぎると、緊張したり無駄な力が入ったりと、逆にイキにくくなります。

リラックスしてイクことに焦らず、自分の性的興奮のみに集中しましょう。イクことは一旦忘れて、自分の身体のどこをどう触るのが気持ちいいのか、甘い快感を楽しみながらゆっくり探してみてください。

女性がオナニーをするときの注意点をまとめてお伝えします。オナニーで万が一にでもトラブルがないよう事前に確認しておきましょう。

女性にはネイルをしている人や爪が長い人も少なくありません。オナニーするとき、特に膣やアナルに指を挿入するときは、爪を短く切りましょう。人の皮膚は爪が多少触れても切れたり血が出たりすることはありませんが、女性のデリケートゾーンの皮膚の厚みは0.6mmよりもさらに薄いといわれています。万が一デリケートゾーンが傷つくと、痛みだけでなく、傷から雑菌が入り、炎症を起こす可能性があります。

もし爪が長いままオナニーをするという場合は、オナニー用の指サックを指にハメるか、ラブグッズを使用するようにしましょう。

オナニーをする前は指やラブグッズを清潔にすることが大切です。手指を洗うときは、雑菌が溜まりやすい爪の間までキレイにしましょう。ラブグッズは水洗いできないものも多いため、セルフプレジャー用・ラブグッズ用のクリーナーを使うのがおすすめです。

アルコールで消毒するという手もありますが、手指用のアルコールスプレーを使い、しっかりと蒸発してから使用してください。アルコール度数が高いと肌荒れやラブグッズの劣化の原因となるため、アルコール度数が60～70％程度の一般的な消毒スプレーを使いましょう。

間違った方法でオナニーをすると、セックスで感じにくくなってしまいます。例えば、毎日同じ体勢でオナニーをすると、他の体勢でイケなくなる可能性があるため控えましょう。その他、足を真っすぐピーンと伸ばすとイキやすくなりますが、実際のセックスではオナニーのときのように足を伸ばすのは難しく、足ピンオナニーに慣れるとセックスでイケなくなるかもしれません。

また、強すぎる刺激も要注意。オナニーを繰り返すと、新しい刺激やより強い刺激が欲しくなりますが、オナニーの回数を押さえたり、別の性感帯に触れたりしてみましょう。特にラブグッズを使うときは、強弱のコントロールに配慮してください。

妊娠中であっても、性欲を感じる女性は少なくありません。オナニーが赤ちゃんに悪影響を及ぼすかもと不安になりますが、医師からストップがかかっていない限り、妊婦さんがオナニーをすること自体は問題ありません。オーガズムによって多少お腹が張ることがありますが、これも一時的なもので胎児に影響することは基本的にありません。

ただし、切迫早産や前置胎盤と診断されている場合や、オナニー前からお腹に張りがある場合はオナニーは控えましょう。深い挿入・激しい挿入はリスキーなのでNGです。さらに、お腹を圧迫する体勢でオナニーしたり、長時間のオナニーでお腹が冷えたりすると母子への負担になりかねません。妊娠中は、無理がなく疲れない範囲でオナニーするようにしましょう。

イッた後はリラックス状態、脱力状態にあるため、そのまま眠ってしまう人も多いものです。愛液をそのままにしておくと、雑菌が繁殖する原因となります。放置することで、ニオイが発生することもあります。そのため、オナニー後には手指やデリケートゾーン、ラブグッズのケアを行いましょう。

元気があればシャワーを浴びるのが簡単ですが、できるだけ動きたくないという場合はデリケートゾーン用のウェットシートを活用するのがおすすめです。手指やデリケートゾーンを一気にキレイにすることができます。ラブグッズはアルコールか専用クリーナーで汚れを拭き取りましょう。

今回は、女性のオナニーの方法やイクためのコツを解説しました。オーガズムに達したことがない人でも、自分の身体のどこをどう触れば快感を得られるのか、オーガズムに達するのかを知れば、深く考えなくてもイケるようになります。オナニーすることで、健康や美容、パートナーとのセックスにさまざまなメリットがあるので、ぜひオナニーでイク練習をしてみましょう。

女性のオーガズムは、物理的な刺激以上にメンタルから影響を受けます。「イキたい」と思い過ぎるのは禁物です。なかなかイケないという人は、ラブグッズを使ってみるのもよいでしょう。一度イク感覚を掴めれば、2回目以降はイキやすくなるはずです。