初心者カップルのためのソフトSM講座 縛られて結ばれて「SMの魅力に興味を持ったところで、まずは何から始めよう」
「SMをしてみたい!」と思ったところで、まず、どう何を用意して、なにから始めればいいかって悩ましいですよね。ここにも、魅力的なグッズがたくさん用意されていますが、目移りしてしまって、何を選んでいいやら、迷ってしまうことだと思います。いきなり全部揃えるのは、金銭的にちょっと厳しいし、そもそも、女のコのほうだって、ずらっと何に使うのかまったく得体の知れない仰々しいお道具を目の前に並べられては、「ちょっと待て! 何するつもりだ!」とドン引いてしまいます。
「全部使ってみたーい!」という積極的な相手だったらいいのですが、「興味はあるけど……恥ずかしいし、怖いし、抵抗がある」っていうシャイな女性も少なくはないですから。
というわけで、まず最初に何かひとつ買う場合に、わたしがオススメするのは「ローター」です。その理由は3つ。
理由1. 見た目が怖くないこと
ローターって大きさも小ぶりですし、色合いも形にも、あまりグロさはありません。スイッチを入れて揺らした時に出る音も、そんなに大きくない。「iroha」なんて、ものすごく静かです。隣の部屋に人がいる時に使ってもバレないくらいです(実証済み)。
動力 | USB充電式 |
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機能 | 振動5パターン、防水(IPX7相当)、メーカー1年保証 |
付属品 | 取扱説明書、充電用USBケーブル |
理由2. 身体の外に当てて使用できるから
膣であってもアヌスであっても、やっぱり身体の内側の粘膜に異物が触れるのって怖いんです。そもそも、そうした穴類はしっかりと愛液なり、ローションなりで濡れていないと、挿入しても快感が感じにくい。
なので、最初は、焦らして快感を増幅させる意味も込めて、身体の外部を刺激することの出来るローターをオススメします。あっ、もちろん、ローターとローションを併用するのも、快感が増幅するのでオススメです。
本体サイズ | 120ml |
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素材・成分 | 脱イオン水、キサンタンガム、有機アロエベラエキス、塩化ナトリウム、プロパンジオール(ナチュラル)、エチルヘキシルグリセリン、ソルビン酸カリウム |
クチコミ評価 |
商品レビュー一覧 |
理由3. 女のコが使われたいグッズだから
女性向けのロマンス小説や、ティーンズラブと呼ばれるセックス描写ありの少女漫画で使われがちな、セックスちょい足しアイテムといえば「媚薬」「ローター」「バイブレーター」あたりが最もメジャー。これは、女性側の「使われたい」「興味がある」という願望を表していると思います。
「そんなに使いたいなら、なんで女のコのほうから、『使おうよ』って提案してこないのか」って? そりゃ、女のコが性に貪欲なのは「はしたない」「淫乱みたい」「ドン引く」という世の中の雰囲気があるからですよ。おまけに、女性が、自分よりも性的な経験が豊かなことに、コンプレックスを持ったり傷つく男性も少なくない。なので、女のコ側は、「荒波たてないように」「気を遣って」「空気を読んで」、自分からはあえて、性的なオネダリをしないようにすることが、身についているのです。とても残念なことですが。
もちろん、「クリトリスは、あんまり感じない、むしろ触れられるとくすぐったい/痛い」という女性もいますが、ローターならば首筋や腋、背中や乳首など、全身に使うことが出来ます。一方的に「責められてる」という感覚を与えると、簡単にSMプレイらしい雰囲気を与えることが出来るので、もしもローターに、さらにちょい足しするなら、手枷や目隠しなどと合わせて使ってもいいですね。
ただし、初めての場合、あんまり見た目が本格的すぎるハードなものよりも、ややソフトで可愛らしい雰囲気のものを選ぶといいでしょう。
わたしが最初に使ったアダルトグッズも、やっぱりローターでした。当時お付き合いしていた彼氏が、中野のブロードウェイの中にあるアダルトグッズのお店で買ってきたとかで、ふたりで使ってみたのが、一番最初。
すでにセックスはしていたといえども、いま思えば、子供のままごとレベル。なので、「えっ、そんなの使うの?」と驚きましたが、その一方で、「なんだかわからないけど、ワクワクする」と性的好奇心をくすぐられたのを憶えています。
そのローターは、親指を二回りほど大きくしたサイズで、ピンク色。いま思えば懐かしい、オーソドックスなピンクローターです。その時はSMプレイとしてではなく、アダルトグッズの初心者同士、「ホントに気持ちいいのかな?」「さぁ、どうだろうね」と、恐々試してみたのですが、予想の遥か上を行くほどの気持ちよさを得ることが出来て、びっくりしたのを憶えています。
あの時「気持ちよさ」を感じることが出来たからこそ、その後、バイブやアナルパールなど、だんだんとハードなグッズを使うことにも抵抗が薄く、そう気負わずに挑戦できた。そう、「SMに興味がある」といっても、最初からハードなことや、痛いことばかりを求めるわけではありません。「SMがふつうのセックスよりも、興奮できそう、気持ちよさそう」だから、興味を持つ人も少なくない。だから、最初に与えるのは、痛みや恐怖よりも、恥ずかしさ交じりの快感くらいのほうが、とっかかりとしてはいいんです。
「最初から、そんなのじゃ、つまらない」と思うかもしれませんが、SMプレイを長く楽しむためには、最初からいきなりトップギアを入れてしまっては、行く着く先もあっという間です。
人生を楽しむためのエッセンスと考えると、それはちょっともったいない。ぜひ、長く楽しめるように、最初は一番ソフトなところから、挑戦してみていってくださいね!