初心者カップルのためのソフトSM講座 縛られて結ばれて「官能小説家・大泉りかがお伝えする、キモチイイSMの魅力」
初めまして、大泉りかです。いまは官能小説家をしていますが、かつてはSMショーで、責められる側のM女をしていました。しかし、初めて会う人だけではなく、よく見知っている人にでさえも、「わたし、前にSMショーでM女をやってたんです」を告白するとものすごく驚かれます。「えっ、Mなの? てっきりSだと思ってた!」って……。普通、驚くのはSMショーのM女をしていた、という事実ではないのかと思うのですが。
確かにわたしは、声も低く性格も態度もわりと攻め気味なので、Sに間違えられることがとても多い。そして、男性の身体を触ったりいじったりすることも大好きなので、Sっぽい要素も多く持っています。
しかし、本当に好きなのは、なんといってもMとして責められる方。というのも、あくまでもわたしの場合ですが、責める側に立った場合に感じることの出来る快感は、精神的なものが大半です。
もちろん、精神が肉体に作用してゾクゾクとした興奮や、お腹の奥がキュッと熱くなるような昂りを感じることもありますが、M側として、強すぎる肉体的刺激を受けることで、自分でコントロール出来ていると思っている精神がぶっ飛んだ瞬間の快感には叶わない。単純に「キモチイイ」を味わえるという意味で、断然、責められるほうが大好きなんですッ!
というわけで、今回からこの連載を通して、SMの魅力を皆さまにお伝えするとともに、それを性生活にどういかして、どう充実させていくかを考えていきたいと思います。
しかし、まず最初に皆さまにお伝えしたいのは、『Mとして責められることが好き』なんて言いましたけど、実際はそうたいしたMレベルではありません。失神寸前まで首を締められたり、刃で皮膚を切り刻まれたりはもちろんの事、放置プレイすらイライラするから嫌です。
して欲しいことしか、して欲しくない。うまい具合に挑発していただければ、時折はプライドでもって、意地を見せることもありますが、正直なところを言うと、痛いのもつらいのも嫌、気持ちいいのが好き!
「エゴイスティックなマゾ」を略して「エゴマゾ」と呼ぶのですが、まさにその通りです。しかし、そのことに恥じてもおりません。
だって、SMは一部のマニアの人だけのものって誰が決めたんですか。たまに「素人がうんぬん」とか「SMの真髄たるものを知らずにあれやこれ」とかしたり顔でいう人がいますが、気にすることはありません。「キモチイイのかな?」という軽い好奇心でチャレンジすればいいと思うんです。
ただし、SMというものは、確かに、肉体的には痛みや怪我、精神的には洗脳や(共)依存に陥る可能性が付きまといます。だからこそ、「素人が生半可な知識で足を踏み入れるな」という人がいるのも当然のこと。
しかし、傷つくことを恐れて現状に踏みとどまっていては、人生はつまらないままです。ぜひ、勇気を出して、前に一歩、踏み出してみましょう!
付属品 | 縄(約8m)、アイマスク、口枷、手枷、足枷、首輪、ムチ、クリップ、ティーザー、連結用十字ベルト |
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