バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「Dame EVA2」
数年前、ある中華料理店で名物料理を食べたらすっごく口に合わなかったんです。えー、これが名物なの?? ってくらいに。ところが最近、目上の人と再訪する機会があり、その人がその料理を食べてみたいというので断りきれずに注文したところ……これがとてもおいしかった!!
以前マズいと思ったのはなんだったんだろう、私の体調が原因だったのかな、といろいろ思いをめぐらせました。なんであれ、一度合わなかったからといって「ぜんぜんダメ!」と決めつけるのはよくないのかもしれませんね。
今回のグッズでも、つくづくそう感じました。
「Dame Eva2 デイム エヴァツー」を試します
「こんにちは! EVAです」ってしゃべり出しそうですね。手にとっていきなり愛着のわくルックスをしたこの子は、DAMEというブランドの看板グッズ「EVA」の2代目です。DAMEはニューヨーク在住の2人の女性が起ち上げたブランドで、既存の概念にとらわれないグッズをいくつも発表して業界に新しい風吹き込んでいます。
バイブ……じゃなさそう。ローターだろうけど……その2本の腕は何!? と思われた方、きっとたくさんいるはずです。
2本の腕、不思議な曲線を描いていますね。ほんとこの腕さえなければ、一般的なローターに見えますよね。
おそらく謎のカードは使い方をわかりやすく説明するためのもの。女性のデリケートゾーンがものすごくシンプルに描かれています。
ここで正解をお話しましょう。
EVAは「装着型トイ」といわれるジャンルのもので、女性器にくっつけて使うのです。そうすると本体がちょうどクリトリスのあたりにフィットするので、あら気持ちいい。そのうえ、男性が挿入すればふたりでエクスタシーを得られるよ! というグッズです。
磁石でもあるまいし性器にグッズがくっつくわけないじゃん! と思うのも、ごもっとも。実は本体から伸びた2本の足を大陰唇の内側に引っ掛けると、固定できちゃうんです。
……と、説明するだけなら簡単なのですが、これが意外とむずかしい。いえ、むずかし「かった」といったほうがいいでしょう。「EVA2」という名前からおわかりだと思いますが、DAMEはかつて初代の「EVA」を販売していました。 まったく新感覚のグッズ! 未来を感じるグッズ! と私も注目したのですが、いかんせん装着がうまくいかない……。
期待していただけに失望も大きかったのを覚えています。ニューヨーク発ということもあり、日本人のサイズには合わなかったかな? などといろいろ考えました。が、装着できないことにはこのグッズの本領はまったく発揮されないわけです。いつしかクローゼットの奥深くにしまいこんで、なかば存在を忘れていました。
どうやら「性器に装着できない」と思ったのは私だけではないようですね。装着率を高めるために、初代よりも10%軽く、18%小さく設計されました。さらに、腕の部分も改良されたようです。
マイナーチェンジのようですが、これが吉と出るのか? さっそく試してみることにします。
フタ付きのケースってグッズに埃がつかないからうれしいですよね。
「Dame Eva2 デイム エヴァツー」を試しました
使用してみて、このグッズはつくづく「長く交際してなんでも話せるようになっているカップル向けだな~」と実感しました。
なぜなら女性の性器にしっかり向き合わなければいけないからです。場合によっては、パートナーに明るい場所で性器をまじまじと見られることもあるでしょう。付き合いはじめのカップルだと羞恥心が先立ってしまいそう。そこを乗り越えたカップル、これを機にお互いの性器をへの理解を深めたいカップルにおすすめします!
ここからは、私の場合をお話しましょう。
まずはクリトリスの真上にこのグッズをピタッと当てます。片方の指でずれないように押し当てつつ、もうひとつの手の指でまずは右側の大陰唇をつまみ、腕の部分にかぶせるように。ちゃんと埋まったのを確認してから、左側の大陰唇も同じようにします。 大陰唇、といってもわからない人もいそうですね。要は“土手”の部分です。人によってはアンダーヘアで覆われているかもしれません。
ふっくらとしたこの部分のお肉をちょっとつまんで、できた隙間に腕の部分をくぐらせる。すると大陰唇と小陰唇のあいだに腕がはさまる形になります。小陰唇は、ビラビラのことですよ!
大陰唇の厚みとか小陰唇の大きさは個人差が大きいと思われるので、「こうすれば絶対固定できる!」と断言できないのがむずかしいところです。女性ひとりひとりに“ここなら固定できる!”というやり方やポイントがあるはず。でも、自分ひとりでそれを探るのも結構むずかしい。かなりの前屈姿勢になって自分の性器を覗き込まなければいけないからです。
ので、私はパートナーに「お願い!」と託しました。
ここからは彼にとっても初めての経験です。
「EVA2」本体は私の指で抑えておきます。それを固定するために彼は両手を使ってあっちを引っ張りこっちを引っ張り。
といっても、そこまで奮闘しなくても固定はできます。手を放しても「EVA2」が落ちないと、思わず顔を見合わせてうなずき合う感じ。いいですね~、共同作業ですよ。
けれど、そこからいざ挿入となるとやっぱり落ちてしまうのです。パートナーを受け入れるためには、腰の角度や脚の開きを微調整することになりますが、そのときにポロッといくのです。
そこで、「正常位で挿入してから装着しよう」作戦に切り替えました。私たちカップルにおいてはこっちのほうが断然ウマくいきました!
「EVA2」がセットされたのを確認してから、彼が私の身体に覆いかぶさります。正常位といっても、上半身をぴったり重ねた体位がこの場合はベストですね。そのほうが恥骨同士の密着度も高まり、お互いの身体で「EVA2」をはさめるからです。
スイッチは本体の頭部分にあります。ONにした瞬間、じわ~んと膣の周りに振動が広がっていく感じ。 そのうえ彼が腰を動かすたびに、振動する本体が私のクリトリスにぎゅうぎゅう押し付けられるのです。これは、イイ! 挿入+クリの振動刺激って、控えめにいって最高です。
男性器に装着するタイプのローターもありますが、あれってうまくクリに当たってくれないんですよね。それがこの「EVA2」はクリトリスをしっかり抱えて離さないわけですから、振動刺激がむっちゃダイレクト。 おまけに、本体から伸びた腕部分にも振動が伝わるので、大陰唇や小陰唇も揺さぶられちゃう。これによって入口が熱を帯び、奥のほうからは途切れることなく愛液が流れ出てくるという状態。 パートナーにお願いして、恥骨同士を擦り付けるような動きにしてもらったら、これがハマるハマる。あっという間にクリイキしてしまいました。
パートナーに感想を聞いたところ「あまりよくわからない」といわれてしまいました(笑)。 彼は振動刺激に対して鈍感なようです。でも、自分には刺激がなくとも、相手がいつもより身悶えている様子に興奮するとも。
「EVA2」装着中は彼も好き放題ピストンはできないので、クリイキした後はいったん外して、いつもどおりのセックスを愉しみました ふだんより濡れ濡れだったので、滑りがよすぎて困るぐらいでした!
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クリトリスのうえで暴れまくっているようですが、実際にはとても静かな振動です。恥骨に押し当てられることになるので、これが粗いと痛みを感じる人もいそう。細やかな振動だからこそ、イケるのでしょうね。
ラブグッズは快感を引き出すだけでなく、コミュニケーションツールの面もあるといわれていますが、この「EVA2」はその最たるものではないでしょうか。
長くセックスしているカップルだと、お互いの性器をまじまじと見ることもなくなっていますよね。もう慣れているので、新たな課題というのもそうそうないと思います。「EVA2」は、その機会を与えてくれる!
うまくいかずにぽろりと滑り落ちたときには思わず笑ってしまいましたが、そんな瞬間も含めていいセックス。なんだか初心にかえった気分でした。
レビュー商品
※販売終了
レビュー項目 | 点数 |
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コスパ コストパフォーマンスです。 |
4.0 |
形状・素材 女性に優しい形状か、身体に安全な素材かを評価します。 |
4.0 |
動き 快感を上昇させる動きかを評価します。 |
4.0 |
使いやすさ お手入れのしやすさを含めた評価です。 |
4.0 |
静音性 振動の強さをMAXにした時の大きさです。 |
4.0 |