バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 2018年上半期ベスト3
ごぶさたしています、桃子です。いや〜、ご存知の方もいるかもしれませんが、この夏はいろいろありました! なんかもう、バイブの紹介とか求められていないのかなぁと考えたときもあります。でも、よく考えてみると私は誰かから求められたからバイブを試してきたわけではなく、好きだからコレクションしてたんだし、「いいものあるよ〜」っていろんな人に知ってほしかったから発信するようになったんだし。誰に何思われようといいじゃんねー、と思うに至りました。
バイブレビュー、続けますよ! まだまだお付き合いください。再始動する前に、今年試したグッズをざっとふり返り、ベスト3を選出しました。
【第3位】すごぶるバイブ
※販売終了
本体サイズ | 全長20cm、挿入可能部12.5cm、最大直径2.7cm |
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動力 | 単三電池×4本 |
機能 | 振動:1パターン、強弱:2段階 |
音の大きさ | 72.0db(未起動時 40db) |
素材 | シリコン・PVCなど |
付属品 | テスト用単三電池×4本 |
バイブ好きの人にとってはこのランクイン、意外に思われるかもしれません。かなり昭和レトロ。いってみればちょいダサ。最先端な雰囲気もないし、これが本当にそんなにすごいバイブなの? と。でもこのモコモコした形、見ればみるほど愛着がわいてきます。
一方で、これまでバイブをあんまり見たことのない女性にとっては、すごく手にとりやすいルックスだと思うのです。凹凸がしっかりしているけど細身だし、色もいってみればキャンディカラー。コレを見て「怖い!」と思う女性はあまりいないんじゃないのかな。
そして、高機能化が著しい昨今のバイブと比べると、操作がすごくシンプル。いえ、高機能化大賛成なんですよ! でも、そうしたものを手にして、
「スイッチどうやって入れるの?」
「ボタン押していたら振動が変わっちゃった。元の振動がよかったのに〜」
「電源をオフにできない」
と戸惑う女性たちの姿も、私はたくさん見てきたのです。
そうなると、「OFF/LOW/HI」の表記につまみを合わせるだけで回転速度を調整できるこのシンプルさ、ありがたい〜〜〜。
ちなみに「OFF/LOW/HI」というのは、サオ部分の回転速度のお話です。3位にランクインさせたのは、ほんとは操作性が理由ではなく、この回転機能ゆえなのですが、それはブログにたっぷり書いたから読んでね。動画もあるよ!
「Watch on YouTube」をクリックしてください。
【第2位】LELO SONA Cruise レロ ソナ クルーズ
本体サイズ | 全長11cm、幅5cm |
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動力 | USB充電式(充電完了まで2時間/連続動作1時間) |
機能 | 吸引、振動 8パターン、強弱:無段階 |
音の大きさ | 67db(未起動時 40db) |
素材 | シリコン・ABS |
付属品 | USB充電ケーブル、専用収納袋、取り扱い説明書、プロダクトカード、メーカー1年保証 |
クチコミ評価 |
商品レビュー一覧 |
吸引形がやはり2位に入ってきました。ドイツブランド「ウーマナイザー」が最初にクリトリス吸引系のグッズを発売したときは、「これまでになかった新基軸!」みたいな扱われ方でしたが、そこからまたたく間に世界中に普及。いろんなブランドが類似商品を出すようになりました。
LELOも後発といえば、かなり後発です。むずかしいですよね〜、似たようなものを出すと「パクリ」っていわれそうだし、かといってこのジャンル、機能も形状もそんなに冒険できそうにない……。そんな中で「やっぱLELOってこうだよね!」と私たちを安心させてくれたのが、この「SONA クルーズ」です。スウェーデンが世界に誇る、ラグジュアリー系アダルトグッズブランドの底力、見せてもらいました。
SONAの見た目は、ラグジュアリーよりも親しみやすさが先にくる感じ。マットなシリコン素材からは上質感がバチバチに出てるけど、丸みのある形は手のひらの中にころんと収まり、小動物的な愛らしさ。
特徴的なのは「音波式」ということ。といわれても、それって従来の「振動」とどう違うの? といわれると説明がむずかしいのですが、
・振動に重みがある
・静か
ってところにメリットがあると思います。
振動、すごく強く感じます。しかも「クルーズ機能」……いってみれば自動運転機能が搭載されていて、手で押し当てる力が変動しても、クリトリスが感じる振動は常に同じ。女性って、お気に入りの振動があれば淡々とそれを続けてほしいものですし、それで初めてイケるのです。だから、このクリトリスに送り込まれる振動が常にフラット、っていうのはすごくありがたい。
でも、使っているときはそんなハイテクノロジーが用いられているというのを一切感じさせないのが、さすがLELO。誰でも手軽に使えてこその、テクノロジーです。
【第1位】MISTERY VIBE ミステリーバイブ クレッシェンド
※販売終了
本体サイズ | 全長21.5cm、最大直径3.8cm |
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動力 | USB充電式(充電完了まで1時間/連続動作2時間) |
機能 | 振動:12パターン+アプリ操作45パターン、強弱:16段階、生活防水(水没・丸洗い不可) |
音の大きさ | 73db(未起動時 40db) |
素材 | シリコン |
付属品 | 取扱説明書、USB充電ケーブル、専用充電台、収納ポーチ |
クチコミ評価 |
商品レビュー一覧 |
これは「現時点で」というよりも、これから先のバイブ界のことを考えると1位にせざるをえないな、というグッズです。一本のバイブに見えますが、中には6つのモーターを搭載。つまり6個のローターが内蔵されているようなものなのです。
この発想はなかった! って思ったグッズメーカーさん、多いんじゃないかなぁ。バイブは「挿入」が第一目的ですから、そうなると棒状以外ありえない、って考えるのが普通。私もずっとそう思っていました。
でも世界には自由な発想をする人がいるものですね。2位で紹介したクリトリス吸引系のグッズも、自由な発想の人が生んだんですよね。だから、このクレッシェンドのように「複数個のモーターを内蔵」「それによってバイブの形が自在に変わる」タイプのバイブもすぐに支持を得て、2〜3年もすればいろんなブランドが発売していて、結果、ど定番商品になってるんじゃないのかなぁ、なんて思ったりするのです。
で、試して見ると、「いろんな形に変えられる」ことで、これまで以上に愉しみが拡がるのを実感します。バイブにちょっと角度をつけるだけで、挿れるにしても、当てるにしても、くすぐるにしても、ぜーんぶ感じ方が変わる!
普段はバイブやローターで刺激しないようなところも、「こんな形にしたうえで触れてみると気持ちいいんじゃないかな」とトライしたくなる。
そうだよねぇ、バイブってそもそもそういう存在だよねぇ、とあらためて思い出しました。
私も最近は、バイブを手にしたときに「確実に感じるとわかっているところ」を刺激し、あとは「挿入」。でも時と場合と相手によって、感じる場所、感じ方は違います。その可能性を広げていくための“道具”が、バイブだったりローターだったりするのです。思い出させてくれたクレッシェンド、ありがとう!
次回からはまた通常のレビューに戻ります。今後もどうぞよろしくお付き合いくださいませ。