バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「すごぶるバイブ」
GWに実家に返ったときに、未整理のままの、学生時代の写真が出てきて時間を忘れて見入ってしまいました。そんな写真の束があったのも忘れていたぐらいだけど、前回か前々回の引っ越しのときに実家に送っていたのね。 「懐かしい~!」を連発してしまいました。その時期をともに過ごした友人の顔を見てだけでなく、当時の髪型やファッションを見てもそう思いました。私は流行のど真ん中をいくタイプでもないのですが、でも、その時代の雰囲気ってあるじゃないですか。あ~、あのころはこんな感じ! とノスタルジーがぶわっとあふれて胸が満タンになりました。
一方、ぱっと見ただけでは「いつの時代のもの」かがわからないのはバイブの世界。そのときどきの流行はもちろんあるのですが、それとは関係なく、わが道を行くタイプのバイブレーターにもときどきお目にかかります。
「すごぶるバイブ ピンク」を試します
本体サイズ | 全長200mm、挿入長125mm、最大径27mm |
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動力 | 単三電池×4本 |
機能 | 振動1パターン/強弱2段階 |
音の大きさ | 72.0db(未起動時 40db) |
素材・成分 | シリコン、PVC |
付属品 | テスト用単三電池×4本 |
今年3月に発売されたものなのですが、このコントローラー部分がなんともレトロ! いえ、ほんの数年前まではこんなバイブがごろごろあったんですよ。いまは充電式のものが多いので、思わず「ひさしぶり!」と声をかけたくなりました。
全体的に丸っこさが強調されていて、なおかつ細身なので初心者の人も手に取りやすそうです。 さきほどコントローラー部分について書きましたが、買うときにそこが決めてになる人って少ないと思うんですよね。だいたいの方は、サオ、というか本体部分を見て決めます。この、ちょっとチープでキッチュな雰囲気のあるピンクのもこもこフォルムに惹かれる女性は少なくないのでは。
大きさは女性の親指と同じぐらいですが、内側にぎざぎざが施されています。 このバイブ、ギミック面でも見逃せないレトロポイントが。 本体部分がぐるぐるとスイングするのです。
以前、私はこのぐるぐるスイングが苦手でした。乱暴なイメージがあったし、実際、痛みを感じることも多くて、敬遠していたのです。 でも最近は「スイング自体が悪いわけではない」という境地にいます。 膣のなかでバイブがぐるぐるのは気持ちいい。ただ、素材とか大きさとか回転の角度や速度によっては、気持ちいいどころか異物感バリバリ、いえ、痛くて耐えきれないこともある……ってことです。 この「すごぶるバイブ」はどちらでしょう。こればかりは、使ってみなければわからない。
さあ、この角度が吉と出るか凶と出るか!?
「すごぶるバイブ ピンク」を試しました
数々のバイブを試してきた私でも、細身というのは安心を感じるものです。挿れるときの心の構えがそれだけ違いますからね。 そのうえ「すごぶるバイブ」はやわらかいのです。 だからといってセルフ前戯を怠ってはいけないのですが、そのお話は割愛して、挿入の感触からご報告します。
めっちゃスルッて入った~~~!!!
たとえるなら「ちょっと太い指」って感覚でした。
女性の指と比べると2~3周り太いのですが、そんなことは感じさせないスムーズさです。
バイブって、なんだかんだいっても異物なんですよ。あくまで個人的なイメージですが、挿入時の違和感は下記の通りです。
自分の指 <<< 男性の指 <<<<< バイブ
バイブと一口にいっても、その素材や大きさはバラバラなので、これのなかでも幅広いグラデーションがあります。 でも、自分のものでも男性のものでも、“肉体”のほうが圧倒的に違和感がない。 と考えると、今回は
男性の指 >すごぶるバイブ
ぐらいの感じで、ちょっとしか違和感がなかったし、挿入後はじきに馴染みました。
黒いレバーをカチッと1段階右に動かせば、回転がスタート! 振動“だけ”のモードはなく、最初から回転します。そして同時に、クリバイブの振動もONになります。
昨今のバイブレーターは、振動パターンが多いものだと10何種類も搭載されているけど、正直どれがよかったか覚えていられない。それは、私がモノグサだからなんですけどね。 「コレは!」と思う振動パターンがあれば、「最初のモードから○回ボタンを押せばOK」のように覚えておけばいいのですが、それができない人なんです、スミマセン。
となると、このシンプルな機能はむしろありがたい! しばらくLOWモードを愉しむことにしました。 一言でいうと、スイングとてもとても気持ちよかったです。
やさしく膣内をぐりぐりしてくれるんですよね。 「あ~あ、そこそこ!」とマッサージをされているときのような感想が漏れそうでした。 乱暴な回転ではないし、速度もゆっくり。こんな回転だったら、大歓迎!
スイング系バイブでは、手で抜き差ししてピストン状態にすることにあまり意味がないと思います。 「突かれる」ではなく「えぐられる」感じが気持ちいいから。
でも、挿入の深さによって感じ方は違います。 入口近くと、奥のほうでは快感の種類が異なるように感じました。 だから最初は浅いところでして、その後グイッと押し込んで深いところへ。でもまた入口近くの快感がほしくなって、挿入を浅くする……なんてことをくり返しました。 「すごぶるバイブ」では本体の角度を変えられるのも特徴だと、先にお話しました。
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うん、ぜんぜん違うね! どちらがいいかは好みだと思いますが、私はやっぱり角度をつけたほうが気持ちよかったな~。 「えぐられている」感をより強く体感できたからです。角度を変えるといえば……。
だから、挿入角度が浅くても深くても、ピタッとクリにフィットしてくれるのです。 これでクリちゃんは振動から逃れられない……小ぶりですが、いい仕事してくれます。さんざん愉しんだので、モードを「HIGH」にしてみました。さらに感じちゃうんじゃないか、そのままイッちゃうんじゃないかと期待していました。
が! 「LOW」の方が断然よかったです。 「HIGH」にするとバイブレーションが強くなり、回転速度も上がるのですが、それによってスイングの刺激をあまりキャッチできなくなってしまうんですよね。散漫になっちゃう、というか。 これも好みが分かれると思いますが、私と同様、「じっくりねっとり攻められたい」派はLOWのままでいいと思います。
今回、イクまでには至りませんでした。 それは私が「突かれてイク」タイプだから。だからといって物足りないなんてことはなく、十分なエクスタシーを感じられました。 同じく奥を突かれたい派の女子は、まず前戯としてこのバイブで膣内部をくまなく愛撫してもらって、その後パートナーの挿入で激しく突いてもらえばいいかもね!
レビュー商品
レビュー項目 | 点数 |
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コスパ コストパフォーマンスです。 |
4.0 |
形状・素材 女性に優しい形状か、身体に安全な素材かを評価します。 |
4.0 |
動き 快感を上昇させる動きかを評価します。 |
4.0 |
使いやすさ お手入れのしやすさを含めた評価です。 |
4.0 |
静音性 振動の強さをMAXにした時の大きさです。 |
4.0 |