バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「マジック ピーチ」
バイブレーターをはじめとするアダルトグッズに詳しい一般人ランキングがあれば、私、上位にランクインする自負があります。それだけの数を見てきましたし、試してもきました。ひと目見て「このグッズはきっとこんな感じ!」とある程度予測もできます。国内外の変わりダネなグッズとも、けっこう出会ってきましたよね。だからね、ちょっとやそっとじゃ驚かない……
……と思っていたら! ひさびさにガツンときました。見ただけではどう使うのかわからない。いえ、それ以前にオトナのオモチャだとも思えない。そんなグッズが登場しました。これはニュースです。
「マジック ピーチ」を試します
みなさんもここで予測してみてください。 私は最初、田舎のおばあちゃんの家にあった布団たたきかを連想しましたね。おばあちゃん、こういうので何かのカタキを取るように布団を叩いていたっけ。
でも、日本が誇るエロの殿堂「大人のデパート エムズ」で、そんな色気のカケラもないもの売ってるわけがない! ……って布団たたきに失礼かしら(笑)。スパンキングの道具にはなりそうです。
これはれっきとしたエログッズ、そう、チューブ型ディルドなのです。
ちょっと待って、ディルドといえば“張り型”。 基本は男性器の形を模していて、なんなら見たまんまチンコで、そうじゃなくて昨今はオシャレなものも発売されているけど、形としては棒状。だって、そうじゃないと挿入できなくない!?
見た者をこれだけ混乱させるとは、すごい代物が出てきたものですね。従来のディルド界ではついぞお目にかかったことのない、完全なニュータイプ。まじまじと凝視しましたが……いくら見ても使い方がまったくわからない!
その使い方とは?
上の写真のようにぐるっとねじって、細くしてから挿入するというのです。
平野ノラさん的にいうと「おったまげー!」。いや、まじで驚きました。
……ほんとに入る???
不安にもなりました。何にしろこの「マジック」は私にとって初めての体験をもたらしてくれるグッズのようです。
たとえばこのチューブが2本束になっただけだったら、私の好奇心はそれほど刺激されなかったかもしれません。でも、これは輪っかになっているのです。
こうして細くすれば、たしかに挿入できますね。 何をするものなのか、どう挿入するのか……回転寿司のように疑問が私の頭を流れていきますが、次はコレです。で、気持ちいいの??
ある男性誌をめくっていたとき、「女性を悦ばせる裏テクニック」のようなページと出くわしました。 そのなかに、前戯として女性に指2本を挿入し……(ま、これも最初は1本から試してほしいですが)……膣内でその指をジャンケンのチョキのように開け! というものがありました。や~~め~~て~~~~~!
そんなのぜんぜんよくない。 女性にも個人差があると思いますが、少なくとも私はコレって違和感しかありません。チョキも、ズボズボ激しく抜き差しする指ワザもお断り! 指を挿れたらクイクイッと軽く曲げて、膣の上壁(お腹側)を刺激してもらうのが、私は気持ちいいんです。
この「マジック」、挿れるときにひねったり細くしたりしても、中に入ってしまえば元の輪っか状に戻るべく、パッと開くわけじゃないですか。そうなったときに、私はどう感じるのか……? 意を決して、初体験です!
「マジック ピーチ」を試しました
バイブでもディルドでも、挿れるときが肝心です。そこで引っ掛かりや痛みを感じると、なかなか奥までは飲み込めないもの。
女性の膣にもっとも入りやすい形は、流線型。 特に私は頭でっかちタイプの挿入物がニガテなので、できるだけ細くします。けっこう指に力入れないと、こうはなりません。
で、このシリコン製チューブですが、表面がペタペタしています。こうした素材は、濡れが足りないまま入れると必ずといっていいほど粘膜が引き攣れたような感じになって、むちゃくちゃ痛いです。あまり濡れてないと思ったら、いえ、十分に濡れていたとしても、たっぷりローションを使うのを忘れないでください。
結論をいうと、ひねった状態で入れるのは無理でした! まず両手を使っても、ひねりをキープしながら挿入というのは物理的に厳しいものがあります。
これなら膣内に押し進められました。なかば、おっかなびっくりでしたけどね(笑)。超巨根系バイブを挿れるときよりも、私、緊張していたかも……。 挿入した後に手を放すと、案の定、元の輪っかの形に戻ろうとします。私としては、膣を縦に押し広げられた感覚。最初は驚いてしまい、気持ちいいかどうかもわかりませんでした。
これって何かに似ている……あ、クスコだ! 婦人科で検診のときに使われる、あの医療器具。エムズのお客さまなら、SM道具として思い浮かべられる方もいるかもしれませんね。 あれと同じく、無理やり膣を拡げられた感じ。多くの女性に賛同いただけると思いますが、私はクスコを挿入されて気持ちいいと感じたことはありません。
が、この「マジック」は気持ちいい!
なぜ?
理由を考えてみました。
まずはクスコが金属で冷たく感じるのに対し、シリコン素材だとヒヤッとすることもなく受け入れられること。 そして何より、「奥まで届く」こと! これに尽きると思います。挿入部が15cm以上あるので、奥にはラクラク届きます。ゆえに、使い方としては一般的なディルドと同じです。
そのうえで、奥をノックするように小刻みにピストンするのです。 細いチューブなのに、なぜかすごく太いものが当たっているように感じるってすごい!
それもこれも、膣を大きく開かれているから?
だから「ものすごく太いモノが入っている」と脳が錯覚してるのでしょうか。
それは私の憶測にすぎませんし……気持ちいいから、どうでもいい!(笑)
この形状を活かすために、挿入しながらひねりを加えたり、縦方向ではなく上下方向に動かしたり、いろんなアクションを試してみました。 お好きな方もいるかもしれませんが、私にとってはイマイチだったかも。 奥を突く快感を最初に体験してしまったがために、どうしてもそっちのほうが気持ちよく感じるのです。
そして、もうひとつのお愉しみは、 ディルドを挿入+クリトリスをローターで刺激! です。
膣とクリのダブル攻めはもともと大好物ですが、「マジック」を使うと一風変わった快感を味わえます。 ローターの振動が恥骨を通してチューブに伝わり(要は、骨伝導ですね)、膣内も震えるのです。もちろん、通常のディルドでも振動は伝わるし、それなりに気持ちいいでしょう。
でも、チューブという形状で膣と上に下に開かれ、そこに振動が伝わっていうのが独特なのです。おそらく、世界中の女性にとって初めての快感! 勇気を出して、一度は味わってほしい。クリ派、中派両方の女性にオススメしたいですね。
紫色のほうは、「マジック ベリー」といってチューブがさらに太いのです。
普通のバイブで最大直径が3mm変わるって、ほとんど影響ないですが、これは違います!
なので、挿入もより時間をかけて慎重に! そして、飲み込んだ後はさらなる「巨根感」に見舞われるのでした。これはかなりの上級者向けです。 まずは「ピーチ」で試してみて、イケそうなら「ベリー」に挑戦、と段階を踏んだほうがいいかな。
レビュー商品
※販売終了
レビュー項目 | 点数 |
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コスパ コストパフォーマンスです。 |
4.0 |
形状・素材 女性に優しい形状か、身体に安全な素材かを評価します。 |
4.0 |
動き 快感を上昇させる動きかを評価します。 |
5.0 |
使いやすさ お手入れのしやすさを含めた評価です。 |
4.0 |
静音性 振動の強さをMAXにした時の大きさです。 |
3.0 |