バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「IMTOY ZOOバイブ Rhino」
“オトナのオモチャ”と動物。意外な取り合わせだと思われそうですが、実はそうでもありません。いにしえのオモチャは、動物で作られていたんですよ。春画には水牛の角や、亀のコウラ(べっ甲)で作られたオモチャがたくさん描かれています。いまでいうディルドあり、ペニスリングあり、ペニスサックあり、膣トレグッズあり……。
見た瞬間「硬そう!」と思ったのですが、実際はどうだったのでしょうね。これだけ有機的なもので作られているので、粘膜にも体温にもなじみ予想外の快感を引き出してくれたかもしれません。いまとなっては超高級品ばかりですよね!?「使うのもったいないから、飾っておこう~♪」ってならなかったのかなぁ。
「IMTOY アイムトイ ZOOバイブ Rhino サイ」を試します
※販売終了
「rhino=ライノー」とはサイのことです。
私、ここまでで、もうハートをぐっと掴まれちゃいました。まだ試していもいないどころかバイブを見てすらいないのに、「このブランド大好き!」って思ったのです。
このアイムトイというブランドによる「ZOO」シリーズ。ほかにも「キリン」や 「クジラ」、「ガゼル」などがラインナップされています。どれも、たしかにその動物を想起されるような……う~ん、されないような(笑)。
とてもオーソドックスで、奇をてらったところがまったくありませんが、人体工学に基づいて設計されているそう。ビギナー女子でも手にとりやすいバイブ、というのが第一印象です。
点灯しているのが主電源ですが、コントローラーとして用意されているのはこのボタンひとつ。え、ずいぶんシンプルじゃない!??と思いましたね。 海外製のハイデザイン系シンプルバイブでも、「主電源」「強弱切り替えボタン」でボタンが2、3個用意されているものが多いです。
ということは、このボタンをカチカチと押すことで振動パターンを切り替えるのかな、と思いました……が、そうではないんですね! いえ、正確にはそれも間違いではないんですよ。それに加えて、↓が用意されているのです。
は~ん、なるほど。 これでアプリをDLすれば、スマホがコントローラーになるってことですね! ここ数年、こうしてスマホと連動できるタイプのバイブがじわじわ増えているので、観た瞬間にピンときました。
カップルで遊びたい人は、自分のスマホだけでなく彼のスマホにもDLしておいたほうがいいでしょう。アプリで操作するバイブを「面倒そう……」と敬遠する人もいるかもしれませんが、慣れるとまったく手間だとはありません。ゲームとか画像加工アプリとか、と同じ感覚。これから愉しむためにDLするんだし、時間もかからないし、一度試してみると「なんだ、むっちゃ簡単」「もっと早くやってみればよかった」と思いますよ。
その後にBluetoothでバイブ本体と接続させます。ここまでで準備完了です。
「IMTOY アイムトイ ZOOバイブ Rhino サイ」を試しました
これはバイブビギナーさんでも、ひと目見たら理解できるのではないでしょうか。振動のパターンパッと見てわかるインフォグラフィックです。16パターンもの振動、覚えるなんて到底ムリ……。 という人でも、「今のコレすごくよかった!」と視覚的に覚えておけます。 では、Bluetooth接続させたままバイブを挿入してみましょう。
その状態で、画面上の好きなボタンを押したところ、ほぼタイムラグなく私の膣内に収められたバイブも反応! 何これ、おもしろ~~~い。 操作反応性が高いのも、楽しめるポイントのひとつですね。夢中になって、「この振動はどう?」「じゃあこっちは?」と一通り試してみました。
これ、カップルの会話促進にもなるんじゃないかしら。 つき合いはじめのころはセックスのたびに、「これはどう?」「痛くない?」とセックスの最中にいろいろお話しても、長くつき合うとお互いの勘所がわかっていて、そういうこともあまり訊かなくなるもの。 そのやり取りを、アプリをとおして復活するという作戦です。
ちなみに、搭載されているモーターは一つなので、本体もクリバイブも同時に強まったり弱くなったりします。振動は細やかかつ、くっきりしているという印象。ビリビリといやな感じもないし、おかげで動作音もかなり静かなほうだと思います。 ほかにも、ふたりで遊べる機能があるんですよ。手書きで振動パターンを登録するモードです。
再生させておくかぎり、この振動パターンをずっとループしていくわけです。 ……が、正直なところをいうと、強い部分と弱い部分の差があまりよくわからない……。
最初は「どんな振動だか当ててみて!」というお遊びをすればいいと思ったのですが、どうやらそれはちょっとむずかしそうです。残念。用意されている16パターンのなかから、当てっこしたほうが愉しいかも。
こういうツールを見ると、「ラブグッズは、コミュニケーションツール」ということをあらためて感じます。 使うだけなら誰でもできる。 でもそれを使って、どう愉しむか。 ひとりで使うなら、いかにして快感を引き出すか。 ふたりなら、いかにしてお互いに楽しい時間を過ごせるか。
オモチャを使うときは、頭も使え!
これ、鉄則ですね。
その意味でいうと、このZOOシリーズ、QOS(クオリティ・オブ・セックス)を上げてくれるアイデアがそこかしこに見られます。
パッケージもほんとかわいいし、一緒に開封するところから愉しんでほしいな。
レビュー商品
※販売終了
レビュー項目 | 点数 |
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コスパ コストパフォーマンスです。 |
4.0 |
形状・素材 女性に優しい形状か、身体に安全な素材かを評価します。 |
4.0 |
動き 快感を上昇させる動きかを評価します。 |
4.0 |
使いやすさ お手入れのしやすさを含めた評価です。 |
4.0 |
静音性 振動の強さをMAXにした時の大きさです。 |
3.0 |