バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「ハイパーピストン」
私たちは、先人がいろいろ考えてくれたおかげで、いまいろんな便利なものを享受できています。別にむずかしいことをいいたいわけではないのです。バイブの世界も、いろんな人たちがトライ&エラーをくり返してきてくれたからこそ、いま私たちは気持ちよくなれる! 私もつい「昭和的バイブ」と一括りにして語りがちですが、なかには21世紀のメイドインジャパン・バイブにつながるものもあったことは間違いありません。
今回取り上げるバイブは、かなり昭和感あふれています! このバイブをみずからチョイスする女性はとても少ないであろうことは、私もよくわかります。でも、見た目だけでそれだけで判断して、気持ちよくなる機会をひとつ失うのは惜しい……ということで、今回も果敢に試します!
「ハイパーピストン」を試します
※販売終了
黒光りするこの姿、男性と女性で好みがハッキリ分かれるでしょう。 私もこれ自体は好みとはいえません。 いかついですよね~。
でも、それ以上に困ってしまったのが「におい」です。 数々のバイブレーターを紹介してきたこのブログにおいて、においについて言及したのはこれが初めてだと思います。 性を愉しむには五感をフル活動するのが大事ですが、ひとりでバイブ遊びをするぶんには味覚と嗅覚はあまり出番がありません。 (香りや味を愉しめるローションもありますが、ひとりのときはあまり使わないかな)このバイブはパッケージを開封した途端、油染みたにおいがしました。あった、あった。こういうバイブ!
私がバイブコレクションを始めたころは国内産のバイブにおいて、素材があまり意識されていませんでした。 なので、こうした石油臭いバイブがけっこうあったのです。 当時のバイブは「男性が買って女性に使うもの」という側面が強く、男性にとっては自分に使うものでないがゆえに、においなどには無頓着なのが相場だったようです。 でも、女性からすれば「デリケートな粘膜を触れさせたくない!」と反射的に思うのは、しごく当然です。
その後、自分で自分のためにバイブを選ぶ女性が増えたり、シリコン素材が主流の海外バイブが続々と輸入されてくるようになったりした末に、こうしたバイブは減ったのですが、ゼロになったわけではないんですね。 私もひさしぶりにお目にかかったので、思わず「なつかしい」とつぶやいてしまいました。
こうしたバイブを使う前には、よ~く洗うことが必須です。 どんなバイブでも使用前には洗いますが、これは特に念入りに! 私は台所用洗剤で洗っています。 ボディソープでもいいですよ。 でも、それでも完全に落とし切ることはできないので、コンドームはマスト! 私はあまりかぶれたりしないのですが、それでもこれは欠かせません。
体調によってはどうなるかわからないし、バイブ使ってアソコがかぶれて婦人科に行くってイヤじゃないですか。 最低限の用心です。
さ、このバイブの困った点はコレくらいにして、期待できる点をあげていきましょう。 私が最も注目したいのは、クリバイブ!
挿入中、どれだけ激しく動かしても敏感なクリトリスをとらえて離さないビッグサイズ! 信頼できるわ~。 何度もいっていますが大ぶりのクリバイブ、私は好みなんですよね!
単三を使うということは、それだけ重量もアップするのですが、それをもってしてなお、パワーが必要だということですね。その理由は……?
答えは、商品名のなかにあります!
「ハイパーピストン」を試しました
「におい」と「素材」の話をじっくりしたせいで、大事なことが後回しになっていました。 このバイブは商品名が表すとおり、ピストンするのです。
黒くて、太くて、ピストン……。
もう一度いいます、ほんと男女によって好き嫌いがパキッと分かれそうな要素ばっかり!
世の中、奥を突かれるのが好きな女性ばかりではありません。 でも、それが好きな女性にとってはピストンバイブというのは抗いがたい魅力があります。 その魅力を知るひとりとして、これは試す価値アリと判断しました。 さっそくコンドームをかぶせて、ウェルカム状態で体内に迎え入れます。
このバイブはかなり太めですが、先端が亀頭型になっているので、挿入はスムーズです。
なんだかんだいって、これがいちばん挿入しやすいんですよね。
「大きいのはニガテ!」と思う女子は、深呼吸しながらゆっくり挿れてください。
そして、奥まで届いたところでピストンを開始します。
といっても、速度は2段階のみ!
まずはスローモードから始めたのですが……。
このスローなピストン……評価できる!!!!
まさに亀が首を伸ばすようなスローな動き。
そして、ピストン幅もほんとうにわずかです。
でも、それがいい具合に膣奥を押し広げ、ポルチオに到達するのです。 ゆっくりのピストンなので「突く」というより、「押す」というほうが適切かな。 でも快感のなかで私は気づきました、「私は膣の奥を激しく突かれたかったのではなく、ゆっくり押されたかったんだ」と。
ちなみに、ピストン速度を速くしても、そんなに暴力的なスピードにはなりません。 生身の男性で、これより速く腰を動かす人はいくらでもいるよね、という感じ。 だから安心して身を任せられるのですが、それでも私はスローモードのほうが断然好きですね! まあ、これは好みによると思いますが。
そしてもうひとつ評価できるのが、クリバイブ。 大きさだけでなく、角度も大事ですね。
このバイブはほんとうにいい具合にピストンしてくれるので、手で動かす必要はないわけです。 手は、バイブをひたすら奥に押しこんでおくだけでOK。 そうするとこのクリバイブが、無理なくフィットして、クリトリスのみならず股間体に振動を刺激をくり出す、というわけです。 意味あるんだよね、この角度! 超好み!
亀のごとくゆっくりなピストンでも、クリバイブとタッグを組めば、それはもう最強の刺激になります。
ピストンだけ、あるいはクリバイブだけに気をとらわれることのない、絶妙なコンビネーション。
奥もクリも、どっちも気持ちイイってこんなに幸せなことなのね!
ということで、このバイブ、かなり高確率でイケます。
バイブコレクターが断言します!
レビュー商品
※販売終了
レビュー項目 | 点数 |
---|---|
コスパ コストパフォーマンスです。 |
4.0 |
形状・素材 女性に優しい形状か、身体に安全な素材かを評価します。 |
2.0 |
動き 快感を上昇させる動きかを評価します。 |
5.0 |
使いやすさ お手入れのしやすさを含めた評価です。 |
3.0 |
静音性 振動の強さをMAXにした時の大きさです。 |
2.0 |