バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「イレぶる パンチ」
私は背中、というか背骨にそってツツツーッと指を這わせられるのが好きです。性感とはまたちょっと違うんです。気持ちいいといえば気持ちいいのですが、そのなかにゾワゾワする淡い不快感が混ざっている……だからこそクセになる、そんな感覚。
一方で、ペニスにこのツツツーッをするときもあります。彼がどう感じているのか、正直わかりません(笑)。でも、指を這わせる行為そのものがエロティック。自分の気持ちが盛り上がるので、ついやってしまいます。今回は、ツツツーッと指で触れたくなるバイブに出会いました。
「イレぶる パンチ」を試します
※販売終了
一見、とてもシンプルな一本型バイブです。これといった特徴もなさそうな。パッケージをよく見ないと、売り場でも見落としそう……。 っていうのは、私もバイブコレクターとしてまだまだってことですね! 修行が足りません。 このバイブは、ほかではちょっと見られない、きわだった特徴を備えているのです。
何が特徴か……最初にズバリ答えをいってしまいましょう。
このバイブは「タッチセンサー式」なのです。
一般的なバイブはスイッチを入れると振動がはじまり、スイッチをオフにすると振動も止まります。
……何を当たり前のことをいっているんだと思われるかもしれませんね。
その一方で、「タッチセンサー式」は、バイブ内にセンサーが搭載されていて、それがバイブに肌や粘膜が触れたのをキャッチして、そのときだけブブブブブッ……と振動するのです。
これは不思議な感覚! しかもゼイタクなことに、このバイブ、センサーが4カ所に搭載しています。
タッチセンサー式のバイブを手に取ったのは、これが初めてではありません。 私が知るかぎりでは、この機能を搭載したバイブを最初に発売したのは、米国のバイブブランド「SVAKOM(スヴァコム)」。 でも、残念ながら試したことはないんですよね~。 (スヴァコムでは、人肌よりちょっとあたたかくなる温感バイブ「レスター」がお気に入りです)
今回、初の体験となるわけですが、いちばん不安なのは「ちゃんと反応するのか」ということ。 指を這わせているぶんには反応がいいのですが、これが膣内に入ったらどうなるんだろう? しっかり締め付けないと反応しないとか……? 使ったことがないので、まったく想像もつきません。
ここで敢えて難点をあげるとすれば、この電池ボックスが取り出しにくいことと、操作音でしょうか。 指先で触れると、ほかのバイブにおける振動音とはちょっと違った、やや高めの振動音が聞こえてきます。 う~ん……と思ったのですが、バイブはだいたい膣内に収めてしまえば音は気にならなくことが多いので、そんなに心配する必要はないのかな。
初体験のタッチセンサー式バイブ、案ずるより産むが易し!
あれこれ考える前に、体感してみることにいたしましょう。
「イレぶる パンチ」を試しました
バイブを挿入する前には、まずセルフ前戯!
というのは、これまでたびたびお話してきましたが、この「イレぶる パンチ」ではちょっと変わった前戯ができます。
すでに振動しているものを肌に当てるわけではなく、肌に触れる → センサーが感知する → 振動するというふうに段階を踏みます。つまり、肌に触れた後ごく短い時間のタイムラグがあり、その後に振動がはじまる……となるので、「このタイミングで振動がくる」頭で思っているのと、わずかながらズレが生じるのです。
時間にすれば1秒に満たないほどのズレなのですが、これがいい意味で予想を裏切られることになるのです。 焦らされている感じもあります。 なので、セルフ前戯が新鮮! 私は好きなのですが、このズレにフラストレーションを感じる人もいると思うので、その場合はローターなどを別途用意して、お愉しみくださいね。
さて、挿入しなければ真価がわからないこのバイブ。 タッチさえすればセンサーが反応するので、膣内で締め付ける必要は特にないということがわかりました。
要は挿れさえすればバイブが勝手に反応してくれるということですね。 安心した私、やっと挿入できました。
バイブの“亀頭”部分が私の入口に触れた瞬間、まずはブブブッと。 ひだを押し分けて、粘膜のなかにゆっくり押し込んで行くと、ブブ、ブブブ、ブブブブブッ……とバイブ亀頭から根本にかけて振動が伝播していきます。
えー、何コレ? 初めての体験に、「気持ちいい」と快感を感じる以前に面白さを感じてしまいます。 いつものバイブお試しとは勝手が違いすぎ!
奥まで到達したバイブを、ちょっと引き抜きます。 バイブとは、こうして抜き差しして愉しむもの。 通常のバイブであればスイッチをONにしているかぎりずっと一定の強さで振動するか、設定されたリズムを刻みます。
でもこのバイブは、動きを加えたり、角度を変えたりするたびに、振動が途切れる! いえ、コレは悪いことではないのです。 先ほど申し上げたのと同じく、0コンマ数秒の超短時間止まって、センサーが動きを感知するとまた振動して、ということのくり返し。 いつもとは違う、自分ではコントロールしきれない振動のON/OFFにどぎまぎします。
抜き差しだけでなく、奥に押し込むときに振動 → 「あん♥」、角度を変えてまあ振動 → 「あ~ん♥」。 ……なんだか楽しくなってまいりました!
「振動をすべてキャッチしたい」と思うと意識が膣内にぐぐっと集中するので、いつもより感度が上がってる! その短いタイムラグの連続にすっかり翻弄されていますが、これ、悪くないですね~。
小刻みに抜き差しすると、合間のタイムラグがなくなり連続振動に近い状態となります。 そうすると、子宮のなかにまで響いてくる、ちょっと重めの振動のように感じられるので、これまた気持ちいい!
時間差振動が面白くて、角度を変えたり抜くときの深さを変えたり、普段はしないような動きを試したくなることこそ、このバイブの醍醐味なのだと私にもわかってきました。
こうしたイレギュラーな楽しみ方ではなく、純粋に振動で感じたい、という人もいするかもしれませんね。
連続振動モードに切り替わるので、通常のバイブと同じように愉しめます。 でも、せっかくだから、このバイブの個性であるタッチセンサーを心ゆくまで愉しむことを、私はオススメします。 自分の思っているのと違う動きをするバイブって、いいものですよ。
レビュー商品
※販売終了
レビュー項目 | 点数 |
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コスパ コストパフォーマンスです。 |
4.0 |
形状・素材 女性に優しい形状か、身体に安全な素材かを評価します。 |
4.0 |
動き 快感を上昇させる動きかを評価します。 |
4.0 |
使いやすさ お手入れのしやすさを含めた評価です。 |
4.0 |
静音性 振動の強さをMAXにした時の大きさです。 |
3.0 |