バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「シオフキング」

ハイ、一度も潮を吹いたことがない桃子です。潮吹き経験ナシ……といっても、それはAVで観るようなビュービュー噴水のように吹くアレの経験がないという話で、膣奥を刺激していたらビシャッと多めの液体が出たことはあります。一説によると、これと、ビュービュー系の潮とはまったく別モノらしいですね。

後始末が大変そうなので私には潮吹き願望はないのですが、バイブのなかには「潮吹きのためのトレーニングに役立つ」とされるものが多いように思います。それほど「吹かせたい」と思っている男性が多いってことかな。

潮を吹かせるためのバイブだから「シオフキング」、いいですね～。 パッケージを見ると、いました、いました。

正式名は、「ニョタイスキー王国の国王 カキカキイカセール69世」ですって。 アホでしょ～、こういうセンス好きです。 しかも69世まで続いているって、ずいぶん平和な国なんですね。 ま、女体好きには悪い人はいないっていうことかな。

一見して「ずいぶん変わった形だなぁ」と思いました。 そして、とても長～いという印象を受けます。

これは、どういう目的でこんな形のヘッドになったのでしょうか、カキカキイカセール69世!? きっと王様の思惑があるはずです。 この王様は凝り性のようで、そのほかにも特筆すべきポイントがてんこ盛り!

何なんでしょうね、楽しみです。 このキングはきっと悪戯好きの王様なんでしょうね。 潮吹きだけでは物足りない、あの手この手で女体をイカセールのが趣味なんですね。 わかりました、その思惑にノッてみようじゃありませんか!

ここのところ、挿入するときのスムーズさについてばかり書いているような気がしますが、スミマセン、今回もお付き合いください! だって、バイブの場合は「はじめが肝心」。 挿れるときに不快感があると、その後の快感も必ず目減りするからです。 いったんダウンした快感のテンションは、なかなかリカバリーできないんです。

では、この「シオフキング」の挿入感は?
いちばん挿入しやすい形状は何といっても流線型で、この特徴的なヘッドはその対局ともいえる複雑な形をしています。 それゆえ、挿入するときはどうしても引っかかる感じがします。 痛いというほどでもないし、膣内に入ってしまえば違和感がないので、それほど気にはならないんですけどね。 とはいえ、挿入時にはウォーター系のローションをたっぷり使うことをオススメします。

いま書いたようにこのヘッド、中に入るとあんまり違和感がないんですよね。 カギ爪状態になっているので、膣の上面(おなか側)を引っかかれるような感覚があるんじゃないかなーと少しだけ心配していたのですが、それはほとんど感じませんでした。 王様による仕掛けの効果をキャッチできなくてごめんなさい……。 でも、引っかかれるような感覚がいいとはかぎりませんからね。 ヘンな違和感がなくて、私はホッとしました。

といっても、操作がむずかしいことはありません。 基本は、(1)クリバイブが振動し、(2)パールが回転しつつ蛇腹部分が伸縮してピストン運動を行う……です。 (2)のスイッチは同じなので、この2種類の刺激が同時に行われるのです。

そう、蛇腹部分はボディを伸縮させるための仕掛けためだったんですね。 約1cmの幅で伸び縮みします。 最近、こうしたピストンタイプのバイブ、増えていますね。 需要が高まっているんでしょうか。

さあ、この3つの刺激を一時に愉しんでみましょう。 さすが王様が考えるだけあって、贅沢な仕掛けですよね。

挿入部が長いですが、クリバイブも同じく長めに作られているので、ちょうどフィットします。 親指をぐっと押し当てられているような感じなのがユニークですね。 そのため、振動も強めに伝わってきます。

これは油断すると、パールや回転をONにする前に、軽くイッてしまいそう。 振動から逃れられず、身悶えしました。 が、先端のポチッとした突起は存在感は特になく……振動していると、小さな突起物ってよくわからなくなるんですよね。 オーガズムをぐっと堪えて、中のバイブをギュッと締め付けたところで、もうひとつのスイッチをON! パール回転+伸縮が始まります。

伸縮を愉しむには、バイブをぐっと奥に押し込んでください。 すると、確実に奥を突いてくれます。 中が狭くなっているときは、ちょっと強引なくらいに押し込んだ方がいいですよ。 でないと、膣圧でバイブが押し戻されて、入り口の方でピストンすることになるので、効果が半減してしまうのです。

私、このピストン好き～。 ウィンウィンと動作音が気になりますが、それさえ排除して快感に集中できればかなりの快感を得ることができます。 ポルチオ好きの方には、ピストン式バイブは一度はお試しいただきたいですね。

一方で、どうしても「ピストン > パール回転」になってしまって、ぐるぐる回転するパールにはあまり神経が行かないのです。 おそらくピストンでポルチオを、パール回転でGスポットを刺激するのが狙いだと思うので、もともとGスポットのほうが敏感、という人はこちらのほうでより強い快感を得られるでしょう。

ということは、まだ自分がどっち派かわかっていない女子は、これを使うと見極められるかも! 潮を吹けるかどうかは、潮吹き体質ではない私にはわかりませんでしたが、自分の快感のポイントを知って、可能性を広げることはできそう。 なるほど～、それこそが王様の企みだったんですね。

バイブレーターをはじめとするアダルトグッズはよく「ジョークグッズ」といわれます。 それは、何かケガしたりトラブルがあっても、これは単なるジョークグッズなんだから知りませんよ～、というエクスキューズなのですが、昨今はアダルトグッズ全体が高品質化しているので、もうそんな心配はなくなっているんですよね。 それよりも、こうしたほんとうの意味でのシャレを盛り込まれたジョークグッズ、大変ステキだと思います。 エロと笑いって、案外、相性がいいんですよね。 さすが王様、わかってらっしゃる!!!