バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「AVE SKY ALTO-L」
エイプリルフールですね。わりとウソの多い人生を送っている私ですが(昼のお仕事では、バイブなんて使ったことありません~って顔しているし!)、バイブをレビューするときだけは、自分に一切のウソを許しません。個人ブログで書いているときから、ガチの使用感をお届けするのがモットーでした。
基本的には、「このバイブのいいところを見つけよう」という気持ちで試しているので、おそるおそるバイブを使う人よりは見方が好意的になることはありますが、ウソをついてはバイブに失礼! そんな気持ちで日々試しています。今回のレビューも本音でお伝えしますよ!
「AVE SKY ALTO-L エイヴ スカイアルト-L」を試します
空に浮かぶ雲をイメージしたバイブなんて、すごく斬新ですね。 ファンタジックな雰囲気に、バイブレーターとは気づかず手をのばす女性も多そうです。
この造形といい、気品のあるやわらかなクリーム色にゴールドで模様が施されているといい、昨今加速度的に増えているハイデザイン・バイブのなかでも、出色の存在感ですね。 カラーバリエーションでブルーもありますが、これも深みがあり、かつあたたかさも感じる色合いですてきです。どっちを選ぶか迷うよね~。
AVEというブランドは、デンマークの首都コペンハーゲンに拠点を置くブランドで、商品ラインナップは今のところこの「スカイ」シリーズだけ。
斬新でチャレンジングなデザインは、新進ブランドならでは、ということですね。
けれど、フォルムの特徴、この雲モチーフだけではありません。上から見ると、縦に平べったいということがわかります。
なんで平べったくしているの? 勝手なイメージですが、挿入したときに違和感があるのでは? これは、あとでよくチェックしなければなりません。
そしてこのバイブ、充電が愉しみなのです。 私はわりと短気なので(笑)、「待つ」のが苦手。だから、充電中も「早く終わらないかなー、早く使いたいのになー」と思う人です。 ところがこの充電器見てください。か~わいいの!
デザインにこだわったのブランドでも、ここまで行き届いていることはあまりないですよね。 (ドイツブランド・ファンファクトリーの充電器もマグネット式でかわいいです) 心ときめくディテール、女性はこういうのに弱いんです!
AVEのHPでは、品質と安全性を徹底するとつづられています。ヨーロッパのブランドでは、いまどきそんなの常識。 でも、その当たり前のことをしっかり謳ってくれるからこそ、このファンタジックで、でもちょっと奇抜なデザインのバイブも「試してみようかな」という気になれます。 ちゃんとしたバイブブランドというのは、そうやってユーザーの信頼を得るための努力を惜しまないんだなぁと感心させられます。
おっと、そういえば電源はどこでしょう? バイブを手にとり、舐めるように見ても見当たらない……。 答えは、バイブが収められている化粧箱にありました。
バイブレーターで説明書をいちいち見るのって、はっきりいってめんどくさい。だから、箱を開けた瞬間に使い方がわかるって、すごくありがたいアイデアです。 特に欧米のバイブは今、スイッチを目立たせないものが多いし、バイブレーションの強弱やパターンの切り替えがよくわからないものが増えています。
年配の方向けのメディアでバイブを紹介するときは、こうしたものは控えるようにしています。もっとはっきり「オン」「オフ」「+」「-」がわかりやすいものでないと、使いこなしてもらえません。 でも、エムズの読者さんであれば、このインフォグラフィックを見れば感覚的に操作できますよね。たっぷり充電して、操作方法も確認したら、あとは試すだけ!
「AVE SKY ALTO-L エイヴ スカイアルト-L」を試しました
最初にチェックしたいのは、バイブ界でもまれな扁平フォルム。
入り口にあてがってちょっと力を入れただけで、あら不思議。スッと滑るように挿ってきてくれました。 事前に「違和感があるのでは……」と心配していた私に、いえいえ心配無用ですと教えてあげたい!
こうして挿入してみるとサイズ的にはかなり初心者向けだと実感します。バイブの大きさって、数値だけではわからないんですよね。 フォルムによるところが大きく、たとえば頭でっかちなバイブよりも、先細の流線型になっているバイブの方が挿入はだんぜんラクです。扁平なバイブも挿入しやすい、というのは私も今回、初めて知りました。
そしてこのバイブには、扁平なフォルムを活かしたギミックがあります。Gスポットを刺激するように、ボディ部分が上下にリフト運動するのです。
この連載でも採り上げたLELO「INA WAVE(イナウェーブ)」と同様の動きです。男性が女性の膣に指を入れて、くっと関節を曲げたり伸ばしたりしながら愛撫する、あの動き。 私は「INA WAVE(イナウェーブ)」をたいへん気に入っていて、2015年のベストグッズにも選んでいるぐらいなので、この「SKY ALTO(スカイアルト)」でもこのエロティック動きが愉しめると知って歓喜しました。
でも、フォルムが違うので、当然、感じ方も違います。 「INA WAVE(イナウェーブ)」は曲線的で丸っこいフォルムで、最大直径は3.8cmとそう大きくはないのですが、膣内にぴったりハマる感覚があります。 その状態で動くと、膣の上壁を広い面積で押されるので、いままで体験したことのない快感に見まわれ、たいへん興奮いたしました。
それと比べると、この「SKY ALTO(スカイアルト)」は、膣の上壁と接する面積が狭いです。 いえ、男性の指よりはずっと太いんですけどね。この細さによって、より「Gスポットを狙える感」があります。
ピンポイントというほどではありませんが、敏感な部分への圧がはっきりとかかるので、刺激としてはこちらのほうがハードに感じます。 Gスポットが敏感な人は、雲のモコモコのどこに当てるか、これによっても刺激の伝わり方はぜんぜん違うので、微調整しながらベストポジションを探してください。
クリバイブにもモーターが搭載されているので、ボディのリフト運動+クリバイブの振動と、Wの刺激も愉しめるこのバイブ。 でも私は、リフト運動でGスポット刺激するときは、それだけに集中するほうが好き! 「リフト運動→クリバイブ振動→リフト運動→クリバイブ振動……」と交互にくり出すパターンで徐々にボルテージを上げていきます。
リフト運動するバイブは自分の手で出し入れする必要がないので、ベストポジションさえ決まったら、もう頭のなかは快感オンリーにしていいわけです。集中して、没頭して、どんどん自分を高めていって……。 中イキできる人はどうぞイッてください。できない人は、挿入しながらのクリイキでひとつ上の快楽を狙ってください。ピストン運動のオーガズムとはまた違った、身体の芯から震えるような絶頂感があります。実際に使ってみて、この操作ボタンはよくできているなと実感しました。
ここにだけ△を重ねたようなマークが刻印したのは、バイブで楽しみながらも操作しやすいようにするためです。いちいちバイブに目を移さなくても、親指の腹でこの位置をそっとなぞればスイッチの位置がはっきりとわかります。そのままカチカチと押して切り替えていけば、操作に気を取られて快感が途切れるということがありません。 いや~、考えられていますね! AVE、今後はもっと商品のラインナップが増えることを期待します。
レビュー商品
※販売終了
レビュー項目 | 点数 |
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コスパ コストパフォーマンスです。 |
4.0 |
形状・素材 女性に優しい形状か、身体に安全な素材かを評価します。 |
4.0 |
動き 快感を上昇させる動きかを評価します。 |
5.0 |
使いやすさ お手入れのしやすさを含めた評価です。 |
5.0 |
静音性 振動の強さをMAXにした時の大きさです。 |
4.0 |