バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ「ZALO calla ザロ カラー」

こんにちは、バイブコレクターの桃子です。2010年ごろから、バイブレーターをはじめとするラブグッズを収集し、その楽しさを世の中に発信しています。

じっくりレビューを書くのはひさしぶりですが、紹介したくなる素敵なバイブに出会えたのです。ZALO Calla（ザロ カラー）です。

こんな形状のバイブレーター、私ははじめて目にしました。清楚な一輪の花のよう……そう、商品名にあるとおり「カラー」の花のイメージです。

結婚式ほかセレモニー関連でよく見かける花ですが、それはこの清潔で凛とした佇まいゆえでしょう。スッと背筋を伸ばして立つ、美しい女性の立ち姿のようで、私も好きな花です。

まず最初に目につくのは、花びらの部分ですよね。

薄く、しなやかな素材で形づくられた花びら。といいたいところですが、カラーという植物にとって、ここは花びらじゃないそうです。

「仏炎苞（ぶつえんほう）」……すごくむずかしい名前ですね。実は、葉が変形したものだそうです。葉なんだ!?

クリスマスシーズンにおなじみのポインセチア、あの赤い部分も「仏炎苞」なのだとか。

ここはバイブの説明をするコラムで、植物コラムじゃないぞ……というツッコミはもうちょっと待って！ じゃあ、この部分は、いった何？

私は、これをメシベのようなものだと思っていました。オシベとメシベ……ほのかにセクシーな響きですね。

驚くことに、これこそが“花”なんですって。「肉穂花序（にくすいかじょ）」……なに、そのエロい言葉！　官能小説にでも出てきそうじゃないですか。

そもそも、ひらひらに包まれて控えめに顔を出す突起、ってまるで女性器。ほんのりピンクのグラデーションが施されたカラーリングとあいまって、品がありながらもセクシーな存在感を放っています。

……と、つい花の部分にばかり目がいきがちですが、Callaは端から端まで余すところなく使えるバイブレーターです。

反対側の先端も、お忘れなく。この部分にもモーターが内蔵されているので、しっかり震えます。

つまり挿入も楽しめるというわけですね。バイブとしては、かなり細身になりますが、使い心地はどうでしょう。

ZALOといえば、独自のというより、そのときどきの一歩先をいくデザインと機能で、新鮮な驚きをもたらしてくれるブランドです。

どんなふうに企画開発をしているのかな、すごいアイデアマンがいるんだろうか、と思わず想像してしまうほど。

そして、女性の時間を豊かにすることを考え抜いていると思うのです。だから、どの商品からも「プレジャーグッズは、隅から隅まで美しくあらねばならない」という気概を感じます。

Callaは植物的で（まんまですね）、洗練されていて、とてもフェミニン。まず見た目で心をつかまれましたが、さてその使い心地はいかに？

仏炎苞……ではなく、ここではヒラヒラと呼びましょう。聞き慣れない言葉だし、薄さ、はかなさ、そして滑らかさが伝わる呼び方がいいかなと思いまして。

しっとりとソフトなシリコン素材が使われているので、ひたっと肌に吸い付くよう。 おっぱいに使うのもいいと思います。

ちょっとひんやりとしたヒラヒラが密着し、ふんわり包まれる。そこから体温がなじんでいく過程は、やさしくて心地よく、なぜか安心感を覚えます。

その状態でスイッチを入れます。

私は爪が長いので、本体に埋もれているようなタイプは押しづらい……。こういうちょっとした設計からも、ユーザーファーストなブランドコンセプトが伝わってきます。

花の中央の突起……肉穂花序、もむずかしいので、こちらも「突起」で。スイッチをオンにすると、この突起が振動します。とても繊細な振動で、震えている様子がとても健気。

ヒラヒラに覆われた内側で、突起に乳首やクリトリスを刺激される。これって、すごくエロティックな体験だと思いませんか。

小指より細い突起ですが、その存在感と働きが際立っています。最初はくすぐられているようですが、感度が高まるにつれ、この一点集中の刺激がたまらなくなります。

Callaを使うと、クリの感度が確実にアップすると感じます。それはやはり、ヒラヒラのおかげなのです。

ヒラヒラでデリケートゾーンを広く覆うことで、振動が小陰唇、大陰唇にも伝わります。デリケートゾーン全体を“面”で刺激し、クリを“点”で刺激する。

すぐに絶頂に達するような強烈な快感ではありませんが、ゆるゆるとした快感が長くつづく……こんな気持ちよさに身を委ねたい夜もありますよね、女性のみなさん。

クリで気持ちよくなってそのまま寝てしまうのも至高だと思いますが、Callaを愉しみ尽くすには挿入も体験してほしいです。

逆に、挿入に慣れている人には物足りなくないだろうか……？という一抹の不安、正直ありました。

でも使用後は、はっきり断言できます。細くても、その威力は絶大です！

私はビッグサイズのバイブもたくさん持っていて、もちろん大好きです。腟内がぐいっと押し広げられるあの感触、クセになりますよね。

細身のバイブではそれとは逆に、自分から締め付けにいくのです。するりと奥まで入れたら、そこに吸い寄せられるように、腟壁がギューッとすぼまっていく。ヒラヒラで外陰部を広く刺激した影響もあるのでしょうか。

腟壁が充血し、厚みが増しているように感じます。こうなると、細いとは感じません。腟がバイブを「離さないぞ」とばかりに締め付けると、かすかな振動が何倍にも増幅されパワフルに感じられます。

凹凸がないので、摩擦で気持ちよくなりたい人には物足りないかもしれません。振動をじっくり堪能することでイケる人、奥を突くことでイケる人には、十二分すぎる働きを発揮するでしょう。オーガズムも可能です！