バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ「Lora DiCarlo ONDA」
(更新日:2023/10/14 投稿日:2021/7/9)
強くてかっこいい女性が活躍する物語が好きです。映画『ワンダーウーマン1984』みたいな、肉体的にも精神的にもパワフルな女性が闘う映画は何度見ても、いい! と思います。
アダルトグッズブランド界にも、女性のリーダーが増えています。それがパワーを感じる女性のブランドなら尚さら、試してみない理由はないのです。
今年日本に上陸したばかりのブランド、Lora DiCarlo(ローラ・ディカルロ)のことです。
「Lora DiCarlo ONDA ローラディカルロ オンダ」を試します
※販売終了
本体サイズ | 全長19.3cm、挿入可能部12cm、最大直径3.9cm、重量233g |
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動力 | USB充電式(充電完了まで120分/連続動作60分)、充電中:点滅、充電完了時:点灯 |
機能 | 【振動】1パターン、強弱10段階、【ボール動作】4パターン、強弱10段階、防水(IPX7) |
素材 | シリコン、ABS |
付属品 | 充電用USBケーブル、取扱説明書、専用収納袋、プロダクトカード、メーカー1年保証 |
私がはじめて同ブランドを認識したのは、日本に上陸する前。
イギリス出身のモデル、カーラ・デルヴィーニュが共同経営者兼クリエイティブ・アドバイザーに就任したというニュースが、Twitterで流れてきました。日本に住んでいる身としては、トップモデルがラブグッズブランドに関わるっていうだけでも、驚き。
でも、それが唯一無二の個性(特に、意思の強そうな眉!)を放ち、何を着ても何をしても「自分」でありつづけるカーラであれば、納得がいくというものです。
で、興味をもって本国アメリカのHPやらInstagramやらをのぞいてみると、もうひとりのパワフルな女性を見つけるわけです。
この人こそ、同ブランドの創立者でCEOのローラ・ハドック・ディカルロさんご本人です。なんてヘルシーで、ゴージャスな人!
カーラが就任したときにはツーショットの写真も多数掲載されていましたが、ふたりの強そうオーラがすごすぎて、世界を救えるんじゃないかと思ったほどです。
共同経営者であるローラ&カーラの、ばーんっと前に押し出すようなパワフルさとは裏腹に、現在発売されているものはすべてニュアンスカラー。
大人の女性に似合いそうな、シックさと落ち着きがあります。
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パッケージがすごすぎて、化粧箱というより、からくり箱!?
同ブランドの商品はお値段も結構するし、それに見合ったパッケージで、開封するときのワクワク感があります。けど、パッケージはもっと簡素なほうが環境への配慮を感じられていいのにな、という思いもあります。(同じように思うブランドは、ほかにいくつもあります)
アンニュイな女性っぽいたたずまいですが、LoraDicarloを特色づけるのは、ルックスではなくその技術力。オレゴン州立大学と共同で開発し、特許もたくさん持っているそう。
このONDAで使われているのは、マイクロロボット技術。アメリカ最大の家電展示会「CES」で受賞したこともあるのだとか。
むずかしいことは考えなくていいのです。
私たちにとって大事なのは、どんな技術が使われているかというよりも、それで気持ちよくなれるかどうか。
でも、ロボット技術が搭載されているバイブって、なんだか面白そうですよね。
横から見ても、挿入部はごく普通。
コントローラー部分がコンパクトとはいえ、特に変わった形には見えません。
サオの中ほどに、小さな膨らみが……。
ボールのようのものが埋め込まれていて、それを動かすことで腟内を刺激するという仕組み、これがロボット技術なのです。
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何これ!? こんな動きのラブグッズ、初めて見た!!!
度肝を抜かれますよね。私も目を丸くしました。
このボールが狙うのは、もちろんGスポットです。
「腟の前側の入り口2~8cm」とはずいぶん幅広いですが、そこを全部ボールで網羅できる。それがONDAの真骨頂のようです。
フル充電で、1時間の連続使用が可能。
途中で動きが途切れないよう、しっかりチャージしておきます!
「Lora DiCarlo ONDA ローラディカルロ オンダ」を試しました
アダルトグッズ界は、ずーーーっとGスポットにアプローチしてきたといえます。
どういう器官なのか、どう刺激すればいいのか、本当にオーガズムをもたらすものなのか……。ということもわからないうちから、「なんか気持ちよくなるスポットらしい!」ぐらいの感覚で探求してきました。
ほんっとうにいろんな挑戦がなされてきて、私がこれまで試してきたなかでは的外れなものもありました。
そしてここにきて、ロボット技術が導入されたわけです。
刺激の方法としては、「押す」「こする」になります。
これは慣れるのに少々時間がかかるかもしれません。でも頭に一度インプットすれば、心配ナシ。
コントローラーを見てお気づきの方もいるかもしれませんが、通常のバイブのように挿入部は振動します。それはもちろん、Gスポット刺激にもプラスに働くはず。
最大直径3.5cmで、挿入しやすい形なので、スッと奥まで入ると思います。「ここかな?」と思うところで、主電源をONにし、ボールの動きをスタートさせます。
ボールのストローク幅は、最初から広くしておくのが正解だと思います。
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最大で4cm幅でボールが行き来するので、その範囲内のどこかでGスポットがヒットするという算段です。
「ここ!」と思うところを見つけたら幅を狭くし、集中的に攻めるのが◎
このボール、本体からけっこう浮き出ていますよね。最初にウィンッと起動して、腟壁を押されるとなんだか腰のあたりがぞわぞわしました。
さらにストロークをはじめるとぞわぞわぞわぞわ……。気持ちいい、とはいえません。
こんなふうにこすられる体験は、これがはじめて。腟が、というよりも、脳が処理できないような感覚なんです。
しかしそれをつづけていると、ふいに「あっ、気持ちいい!」という瞬間が訪れました。
何かきっかけがあって、じゃないんです。おそらく……本当にこれは私の想像でしかないのですが、腟にからみついているクリトリスの“脚”が充血しきったのではないかという気がしました。それによって脳がはっきりと「これは気持ちのいい刺激なんだ」と判断したのです。そこから、探求がはじまります。
ボールをどのスピードで動かすか、ストローク幅はどうするか。
挿入部のバイブレーションはあり? なし?
あったほうが腟全体は感じるけど、Gスポットに集中したい場合はオフにしたほうがいい気がする……。
はじめての使用で「これが私のオーガズム鉄板パターン!」というのを見つけられる人は、とても少ないと思います。昨今は、感覚的に操作するラブグッズが多いですが、「ONDA」は頭を使いながら操作することになります。
でもそれによって「私のGスポット」について徹底的に向き合うことになるんですよね。
自分の身体で実験しているかのよう。それは、とても楽しい時間です。深堀りすればするほど、自分のツボがわかるようになります。
その後で訪れるオーガズムがまた格別なんです!
ふいに気持ちよくなったときと同様、前触れなくふいにイッてしまいました。不思議な体験……。
これがクセになるんです。
「明日もう一回、使ってみよう」と、すぐにまた試したくなる。
……そうやってどんどん自分とこのバイブとの親和性が高まっていくんだと思います。
まだ私も、実験の途中。その結果、挿れた瞬間にGスポットにフィットさせ、あっという間にオーガズムへ……なんて日がくるかもしれません。先が、楽しみです。
ということで立派な箱は不要になってしまうので、やっぱりもっと簡素なパッケージをお願いしたい。
それが唯一の、こちらからの要望です。
レビュー商品
※販売終了
レビュー項目 | 点数 |
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コスパ コストパフォーマンスです。 |
4.0 |
形状・素材 女性に優しい形状か、身体に安全な素材かを評価します。 |
4.0 |
動き 快感を上昇させる動きかを評価します。 |
5.0 |
使いやすさ お手入れのしやすさを含めた評価です。 |
5.0 |
静音性 振動の強さをMAXにした時の大きさです。 |
4.0 |