バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ「SVAKOM EMMA NEO Black」

夫が妻のバッグからオトナのオモチャを発見し、そこから浮気の証拠をつかんだ……そんな芸能ニュースがありました。それが吸引系グッズの代表格である「ウーマナイザー」であると話題になり、ショップでも売れはじめると聞きます。
個人的な興味としては、ウーマナイザーのどのモデルなんだろうというのが気になって、持ち歩くとなると「リバティ」かなとか、まさかの「Duo」だったりして～とか、ひとりで盛り上がりました。1回使い切りの「サティスファイヤー ワンナイトスタンド」なら見つからずに済んだのに、とも思いました。

その一方で、Twitterで「吸引系をぜんぶ"ウーマナイザー"といっている可能性もある」という指摘を見て、膝を打ちました。
それ、ある! 以前、週刊誌からグッズについてのコメントを求められたときにも、吸引系グッズ全般を指して「ウーマナイザー」といっていました。

ウーマナイザーは、吸引系を最初に世に送り出した立役者。代名詞的な存在なので、全部を「ウーマナイザー」と言っちゃうのも無理からぬことです。

では電マは?
商品名は知らなくとも、「電マといえばこのくらいの大きさで、こんなフォルムで、こんな色」っていうのがあると思うんです。AVでよく見かけるとか、売り場で目立つ位置にあるとか、検索をかけて真っ先に出てくるとか。いろんなシーンで刷り込まれています。それはもちろん、支持されている証拠でもあります。

でも吸引系にしろ電マにしろ、実はとても奥深い世界。バリエーションがたくさんある、つまり自分たちには選択肢があるということを知ってほしいです。

う～ん、スタイリッシュだわ。
マットな質感でツヤ消しっぽくなっている黒と、きらっと光るゴールドの組み合わせが絶妙。そして、「!」をひっくり返したようなフォルムも、愛嬌を感じつつ洗練されています。

電マには、いろんなイメージがついて回ると思うんです。振動が強烈で、痛そう、怖いってやつです。
私はそれについては、電マそのものではなく「使い方」の問題だと思っています。
たしかに強振動を誇る商品が多いので、それをマックスのパワーでぐいぐい押し当てられたら、誰だって痛いわ。

ただ、電マのバリエーションが増えたことにより、そのイメージが塗り替えられつつあるとも思っています。
世界のトップブランドが電マを手掛けたことも大きいですよね。スウェーデンのLELOも、カナダのWe-Vibeも、すてきな電マを出しています。

本日ご紹介するのは、アメリカのSVAKOMです。

電マ購入の決め手は、サイズという人も少なくないと思います。
あんまり大きいのは抵抗があるし、手が疲れそう。一方で昨今は、小さいサイズも出ていますよね。

写真左のピンク電マは私物ですが、特に小さい部類に属します。ヘッドが丸いという共通点があったので、思わず並べてみました。
「EMMA NEO」はミドル級サイズといえるでしょう。重量は約210gで、大きさのわりには軽量だと思います。

先ほど電マはサイズで選ぶ人が多いのではないかという話をしましたが、私はヘッドの形状をかなり重要視します。
こうじゃなきゃいけない、というのはないのですが、球形のヘッドはかなり好きです。やっぱり当たりがなめらかなんですよね～。
つるつるやさしいヘッドに触れたら、電マは怖いというイメージも払拭できそう。

振動が強すぎるときは、手ですっぽりくるみ、その手をデリケートな部分に当てて刺激するのがいいと思います。
それでいうと、最大直径4.6cmというのは、いいサイズ感なのですよね。男性の手では余裕でくるめますし、女性も全部とはいかないまでも、かなりカバーできます。

そして、忘れてはいけないのは温感機能!

赤く点灯をはじめたら、しばらく待ちます。
ほんのりあったかくなったのを確認したら、使ってみましょう。
その前に、温感機能はバッテリーの消費も激しいので……。

「EMMA NEO」は電マのイメージを塗り替える、と私が思っている理由のひとつに、重くてやさしい振動があります。

振動を強くしても水面があまり波立たない様子が、おわかりいただけたでしょうか。

球体は、肌や粘膜に触れたときのやさしさが違います。力の入れ加減も調整しやすいと感じますね。
押し付ける力を微妙に変えるだけで、感じ方は大きく変わります。

潤滑剤を少し加えるだけで、なめらかさがグンッとUP!
デリケートゾーンや粘膜の表面をつるつるすべります。これが、とても心安らぐんです。

おまけに温感機能が最高で、つるつると刺激しているうちに、デリケートゾーン全体が熱を持ったかのようにぽわ～っとしてきます。
血流がよくなるのが、あきらかにわかるんですよね。
最初からクリトリス狙いじゃなくて、まずは鼠径部(足の付け根)から温感マッサージ。心までほぐれて、夜に使うと寝落ちしてしまうこともあるので注意!

電マ=強い振動で強引にイカせる、というものだけではないのです。
上質感で心と身体をリラックスさせたうえで、オーガズムに導く。
そんな電マもあると知ってください。

うさぎの耳のようなアタッチメント。可動域が広いので、何でも挟めそうですね。
男性の息子クンだけでなく、いろんなところに使えそう。
耳の長さがかなりのものなので、本体の振動が強くても先端はだいぶマイルドになります。電マに慣れていない人は、最初アタッチメントを付けて刺激するのいいかもしれません。

こうやってみると、私がBluetoothでつなげているのってラブグッズばかりですね!
(SFというのは、サティスファイヤーのこと)
これで、端末がリモコン代わりになってくれます。
私はiPadと接続させましたが、電マで片手がどうしても塞がるので、スマホのほうが操作しやすいように思います。

電マの愉しみ方の幅は、こんなに広がっているのです。ぐいぐい押し付けるだけというのは、あまりに無粋。
最先端の電マの実力、試してください。