バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ「毎秒3往復の超高速ピストンバイブ」
(投稿日:2021/6/11)
「私はすりこぎを挿れられても、イッて見せるよ!」
ーー往年のAV女優さんが、そんなことを言ったそうです。1980年代に活躍された方なので、私は現役時代を知らないのですが、伝説的な存在でその名をいまにも語り継がれる女優さんです。ピンク映画で観たことがありますが、なんかもう圧巻でした。男性に組み敷かれて感じるんじゃない、自分が男を組み敷いて、快感をつかみ取っていく……。
女は男が思うとおりになんて感じないんだよ。自分が感じたいように感じてやるぜ! という強いメッセージを感じました。すりこぎでイクなんて想像すると「ヒャーッ」と股間を押さえたくなりますが、その気持ち、私もわからなくもない気がするのです。
「毎秒3往復の超高速ピストンバイブ」を試します
本体サイズ | 全長24cm、重量190g |
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動力 | 単四電池×4本 |
機能 | 【振動】12パターン、強弱3段階(パターンに含む)、【ピストン】1パターン、強弱3段階 |
付属品 | 単四電池×4本 |
クチコミ評価 |
商品レビュー一覧 |
いえいえレジェンド女優と自分を同一視するなんて、おこがましいというのは十分わかってますよ。
でも、「さすがにこれはハードすぎるやろ~」と思われているものにもじゃんじゃん挑戦して、イク、イカないを自分で決めたい、って気持ちが私のなかにもあるんです。
昨今は、ハイデザインなグッズが多い……いえ、もはや主流ですよね。ミニマル系、フェミニン系、スタイリッシュ系。
とにかく花ざかり! 選択肢が多いって素敵なことだと思います。
その一方で、いかつい系、昭和レトロ系、ハード系のバイブもいまだ存在しています。
今回のピストンバイブって、その全部盛りじゃないですか。たしかに女性目線で作られたものではないでしょう。いまの主流から外れるといってしまえば、それまでです。
でも、女性目線で作られていれば誰にとっても気持ちいい、ということはないはず。
そして、こうした外見&機能のバイブが気持ちよくない、ということも一概に言えないはず。
いえね、私もだいぶ長いあいだ「やっぱり、これからのグッズはおしゃれじゃないと!」と思ってたんですよ。でも、3周ぐらいまわって「これはこれで、ありなんだよね」と思うに至ってます。
こうしたバイブを怖いなぁ、挿れたくないなぁと思う人もいる。
こうしたバイブでこそ「こんなの挿れちゃって、私って卑猥!」と盛り上がる人もいる。
どっちもいいじゃないですか、好みの話なんですもの。そして私は、後者のMっぽい高揚感も、とても共感できるのです。
前置きが長くなってしまいました、すみません。
「毎秒3往復の超高速ピストン」って、商品名もイカつい! 一瞬ひるんだのは、ここだけの話にしておいてください。
ギミック満載で、鼻息の荒さを感じます。
絶対に感じさせてやるどー!! という声すら聴こえてきそう。それを暑苦しいと感じる人もいるでしょう。
でも、私は「受けて立つぜ!!」というワクワクした気分で手に取りました。
「Watch on YouTube」をクリックしてください。
触るとべこべこする蛇腹部分。
見るからに、ストローク幅が広そうです。つまり、突きが激しそう。
ピストンバイブは現在、2種類に大別されます。
POINT
1. このバイブのように、本体に蛇腹があって実際に伸び縮みするもの
2. FunFactoryのSTRONICシリーズのように、内蔵した磁石を反発させることで、ピストンの動作を再現するもの
後者のほうが、動きが小刻み。
突くというよりも、「前に進もうとして子宮口に当たり、それでも前進しようとする」という感じです。
で、前者のほうがダイナミックな突きで、いかにもピストンらしい。
技術的には後者のほうがハイテクなのは明らかですが、これも最終的には好みの問題だと思うのです。
後者は見た目からはピストンバイブとわからず、フォルムもシンプル&スタイリッシュということで、そういう意味でも好みが別れるところだと思います。
こうした素材感であれば、通常だとさらさらと伸びのよいウォーターベースの潤滑剤を合わせたいところですが、ピストンの場合はやや粘度のあるもののほうがよさそうです。
蛇腹系のピストンバイブは摩擦がハードなので、潤滑剤は必ず使ってくださいね!
「毎秒3往復の超高速ピストンバイブ」を試しました
まずは「毎秒3往復」と豪語する高速ピストンを見てください。
「Watch on YouTube」をクリックしてください。
いや~、たしかに速い!
ピストンのスピードは3段階で変更できるので、どの段階のものが「毎秒3往復」なのかわかりませんが、動画では残像しか見えないぐらい速いです。
ピストン幅は2cmなのだとか。
言ってしまえば、セックスのときに男性が腰を動かせば、ピストン幅はそんなもんじゃ収まらないですよね。
でもバイブの場合、これがかなり強烈に感じられるのだから不思議です。
サオのピストンとクリバイブを、別々に操作できるのがいいですね。
私はまずピストンに集中したかったので、挿入後、真ん中のボタンをプッシュ。
そうすると、あのピストンが繰り出されるわけです。強烈すぎて受け止められない!! ……と思いきや…………。
「意外と、ちょうどいい!?!?」
逆の意味で、裏切られました。
中では、そこまで強烈に感じないのです。いえ、パワフルな刺激ではあるけど決して乱暴ではない、と言ったほうがいいかな。
腟圧で締められているぶん、動きが制限されるんですよ。だから、動画で見たよりもマイルドな動きになっています。
子宮口を突くというより、ぐいぐいと強く押される感じ。その、ちょっと強引な加減がたまらないんです。
強すぎるかなと思ったら、挿入の深さを調整すればいいだけ。浅い突き、深い突き、そしてまた浅い突き……。
私は、交互にするのが好きですね。すぐにイッてしまわないよう、自分で自分を焦らす作戦です。
いわゆるポルチオへの刺激が強いので、そっちに神経を持っていかれがちですが、この快感は総合的なものじゃないかと思うんです。つまり、蛇腹による腟壁の摩擦です。
これが加わることで、「腟内全体が、気持ちいい」と私は感じました。
「Watch on YouTube」をクリックしてください。
クリバイブについては今回、私は使用しませんでした。
試しに使ってはみました、この小さな舌がチロチロする動きが強烈なのはわかりましたが、そこに意識が持っていかれると、中の快感が目減りする……。それを避けたかったのです。
私は一点集中タイプなんですよね。ダブル攻めがお好きな方は、中と外で愉しんでください。
子宮口を力強く押されて、「やめて!」と言っても止まらない(自分で電源をオフにしなければ)。
中派かつ、嗜虐心のある女性にはぜひ一度お試しいただきたいです。
昨今はこの手のバイブが敬遠されがちですが……食わず嫌いしなくてよかった!
レビュー商品
レビュー項目 | 点数 |
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コスパ コストパフォーマンスです。 |
3.0 |
形状・素材 女性に優しい形状か、身体に安全な素材かを評価します。 |
4.0 |
動き 快感を上昇させる動きかを評価します。 |
4.0 |
使いやすさ お手入れのしやすさを含めた評価です。 |
4.0 |
静音性 振動の強さをMAXにした時の大きさです。 |
3.0 |