バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ「激震G責め イクイック」

アダルトグッズの商品名にも変遷があります。
ちゃんと調べたことはなくて私の体感だけの話しではありますが、現在は「ラブ」とつくものが多いですね。やっぱり王道感があります。
昔はひどい商品名もありました。有名人の名前をパロディにしているものとか。あまりにひどすぎて、思わず笑っちゃう……それはそれでグッズの楽しみ方のひとつだったんですよ。

いまでもレトロなバイブというか、「THE 和製バイブ!」的なものは市場に少なからずあり、そうしたものにはそれに見合った名前がついていて、洗練されたおしゃれなバイブにもそれに似つかわしい名前がついている……という感じなのです、が。

なのに、商品名がなんとなくレトロ感。意外性ありますね～。
スマートではあるけど印象の薄い商品名がついていたら、私はこの商品の前を素通りしていたかもしれません。
でも、デザインと名前のミスマッチ感に思わず惹かれたんですよね。

無駄のないシンプルデザインですが、細かく見るとこだわりが伝わってきます。

ここを指で押してみると、ソフトというか内側にちょっとした空洞があってぺこぺこと凹みます。
かなり薄いシリコン素材でできているんですね。
シリコンの肌触りは、すべすべしてきめ細やかな感じで、気持ちいいです。

内側にぎっしり詰まってカチカチになっているバイブが好きという女性もいれば、あんまり硬いのはニガテという女性もいるでしょう。
あくまで好みではありますが、挿入したときの感じ方の違いを知っておいた上で選ぶのがいいですね。

硬いほうは、中をみっちり満たされるような感覚があります。バイブの側から腟を広げられる感じ、と言い換えてもいいです。
対して、ソフトめのバイブは中に入れると膣がひとりでにぎゅーっとなるイメージです。自分からバイブを締めつけるんです。

どっちかに決めなければいけないということはなく、気分によって使い分けるのがベストなんじゃないかと思います。
シンプルを極めた一本タイプのようですが、実は意外なギミックがあるんです。

ここまで柔軟とは、びっくりです。
直角に近く角度に曲がるのは、ちょっとめずらしいんじゃないでしょうか。
ゆるやかなカーブをつけられるバイブはそれなりに存在しますが、それらとは一線を画していますね。

薄いシリコンはそのためでもあったんですね。素材が分厚いと、急な角度をつけにくいですもん。
これはいろいろな遊び方ができそうです。

上のボタンを押していくと、振動パターンが切り替わります。
強弱合わせて振動パターンは7種類。
10種以上を誇るバイブもあることを考えると、そこまで多くはないと言えますが、なんといっても「イクイック」は曲がるのです。
しかも無段階で角度をつけられるので、自分にとっての「ちょうどよさ」を追求できます。

ゆるい角度で、弱い振動にしたときと。
急な角度で、小刻みな運動にしたときと。
ぜんぜん違いますよね。

さらには、挿入の深さでも変わります。
90度に近い角度にすると、必然的に挿入部が短くなるので、浅いところを集中的に刺激することになります。
奥まで挿れたいときは、まっすぐにしたほうがいいですね。

浅いと物足りないんじゃない? と思われるでしょうか。
それは、完全なる誤解です。
浅くても満足できる理由のひとつめは、振動がしっかりしていること。
しっかり子宮まで伝わります。

もうひとつの理由は、90度ぐらまで曲げると、根元のほうの部分をクリトリスに当てることができること。
これは使う前に予想できていなかったので、うれしいサプライズでしたね!
恥骨をはさんで内側と外側から振動刺激で揺さぶられている……これはもう、思考が止まってしまう気持ちよさです。

U字型バイブというものもあり、形状的には近いですが、あちらはクリ刺激にはなりません。
片側の先端を挿入すると同時に、男性が挿入する……つまりカップルで使うものです。

となると、「イクイック」は女性がひとりで愉しむときにより重宝しますね。
ひとつで何通りもの愉しみ方ができるので、自分の意外な性感帯が見つかるかも。
実は奥よりも、入り口付近が感じるとかね。

せっかくなんで「自分はココが感じる!」という先入観を一度捨てて、角度や、振動との組み合わせを微調整しながら、探求してください。