バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「エクスティック ハンサム」

人工肉、という語をはじめて聞いたときはギョッとしました(なんかホラー的なものだと思ったんです笑)。代替肉ともいわれて、要は植物由来の素材でお肉そっくりのものを作りました、ということなんだそうです。なんとアメリカでは、ケンタッキーフライドチキンも鶏代替肉の試験販売をはじめているのだとか。すごい、なんだか未来。

私もいつか食べる日が来るのかな。温室効果ガスの削減が叫ばれ、世界的に本物のお肉をあまり食べなくなっていき、人工肉が主流になったときに「よくできているし、おいしいっちゃおいしいけど、やっぱり本物のお肉を食べたいなぁ」なんて思うのかも。基本的に私はお肉大好きです。

「代替品は、本物を超えない」というイメージは、多くの人が持っていると思います。えっ、ちょっと待って。じゃあ、バイブは本物のチ○コを超えられない、ってことになる……?

亀頭がしっかり施されているのでチ○コ感ありますが、色からして、あまり生々しくはないですね。

エクスティックシリーズの新作です。ワタシ的には「人に勧めやすいシリーズ」という位置づけなのが、このエクスティック。
バリエーションが多くて、お手軽サイズ、価格もとっつきやすいので、どれか自分に合うものが見つかるのでは、と思わせてくれるからです。
新作の名は「ハンサム」、その名から自信のようなものがほんのり漂ってきます。

説明書なんてなくても、すぐに使い方がわかっちゃう、この明快さも支持されている理由のように思います。
振動パターンが多すぎたり、操作方法が複雑だったりというのは、まだバイブに慣れていない人にはオーバースペックかも。
このくらいのほうが使いやすいでしょう。

このバイブの特徴のひとつに「芯がない」ということがあげられます。
多くのバイブはサオ部分にモーター等が詰め込まれていて、1本芯が通った形になっています。

なかには亀頭にまでモーターが埋め込まれているものも少なくないですよね、強い振動が売りになります。
でも、エクスティックはそれを一切やめて、「しなるサオ」を実現しました。

ビヨンビヨンとしなって、面白いですよね(笑)。 「初代エクスティック」もそうなので、これはエクスティックシリーズのお家芸ともいえます。

考えてみれば、勃起した男性器も固くて自立しているけど、中に芯が通っているわけではないですよね。
エクスティックの“しなり”は、リアリティを追求してのことかもしれません。

6枚の突起物を発見～。基本的にクリバイブは「ちゃんとフィット」さえしてくれれば気持ちよくなるものと思っていますが、こうした仕掛けがあると、ワクワク感がさらに大きくなりますね。

挿入時にはこの先端に1、2滴でいいので潤滑剤を垂らしてね。
指で触れるとわかるのですが、ちょっとペタペタした素材なんですよ。濡れが十分でないと、腟内で引っかかりがあるかもしれません。
サイズや形的には、スムーズに挿れられるバイブですので、これさえ守れば安心です。

エクスティックシリーズの大事な特徴を、もうひとつお伝えし忘れていました。
それは、むっちり弾力感のあるソフト素材。

指でぎゅっと押しつぶすと、軽い反発を覚えながらも、むにゅっとつぶれる。これこれ、これですよ～。
肉感があるがゆえに、挿れたときに「なんだかナマっぽい!」と思うんですよね。

中でどう感じるかというと「ちょうどいい」です。
このサイズ感、知ってる!　ってなる女性も多いんじゃないかな～。
そのぐらい、リアルな男性っぽいんですよね。
感じてくると内側が充血して、こちらも肉厚感が増しますが、それによってサオの弾力に押し返されるような感覚があります。

ここで、ひとつのジレンマが生まれます。
このバイブを抜き差ししてピストン運動を楽しむべきか、そのままじっと挿れておいて振動を楽しむべきか……。

ピストン運動を愉しみたいその心は、やはり亀頭があるからですよね。
先ほど動画でお見せした、あの立派さ、あの感触。
これで擦られると気持ちいいのです。

女性の腟の長さは平均8～10cmといいます。
この7.5cmという長さは、強めにぐいっと挿れると奥まで届きます。
奥が痛いという女性は、気持ち浅めで挿入すると「突かれるかも」という不安を感じることなく快感に集中できると思います。

そしてこの長さは、「じっとして振動を愉しみたい～」となる理由でもあるのです。
根本までしっかり挿入すると、クリバイブがクリトリスにジャストミート!
あの6枚突起を通して伝わってくる振動で、一瞬にして気持ちよくなるのです。

モーターはサオの根元にあって(だから芯がない構造に)、これによってサオもクリバイブも同時に振動します。
そうなると私はクリのほうに意識がいきやすいのです。
でも、すぐにイクのはもったいないから、クリイキしそうになると、手でピストン運動をして中を刺激します。
クリバイブがちょっと離れるので、クールダウンできるんですよね。
それで波が引いたら、またクリの快感を貪るべく、じーっと押し当てる……。

と繰り返していたら、いつしか「もう我慢できない!」という臨界点がきます。
クリイキの最中、腟も連動してぎゅうぎゅうサオを締める。これ、最高です。

クリイキ、中イキを区別して中イキのほうが上だとする風潮は強いですよね。
それで「中でイッたことないんです……」って悩んでいる女性は多いけど、まずはこの「連動イキ」を体験して!
そしたら中イキ未経験のコンプレックスは、どーでもよくなると思うから。それほど、強烈な快感です。

男性とのセックスで挿入にあんまり慣れないという女性も、サイズ感的にこのバイブで個人レッスンしてはいかがでしょうか?
中で愉しめるようになるのは、たとえパートナーとはいえ、人任せにせず、自分でしたほうがいいですよ。