バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「IPPON MANMA(いっぽんまんま)」

恥ずかしながら私は食べ物の好き嫌いがかなりあるほうです。
それでも「まったく食べられない」というものは実は少なくて、この食材はこの調理法だとニガテだけどこっちの調理法だと大好物、ということがよくあります。
たとえばネギは、ナマだと食べられないけど完全に火が通ってくたくたになったのはいくらでも食べれます。

青果店でネギ売り場にいくといつも思い出すのが、2017年に放映された「ハロー張りネズミ」というドラマです。青果店の青年が片思いする相手が、いつも閉店間際にネギを買いに来る美女で、演じているのは橋本マナミさん。
「おネギ」とわざわざ“お”を付けるのがたまらなくセクシーというお話でした。
まあ橋本さんなら“お”を付けなくてもセクシーですが、たしかにヘンな色っぽさが加わりますよね。

なワケありません。私は野菜ソムリエではなく、バイブコレクターです。
そう、これは紛れもなくオトナのオモチャ。
「IPPON MANMA(いっぽんまんま)」というシリーズです。

野菜を挿入するーー古くからピンク映画でも官能小説でもエロ漫画でも描かれてきましたね。
もはや超古典的な妄想シーンといえますが、実際にやったことがあるという人は少ないんじゃないでしょうか。
やっぱり心理的な抵抗、ありますよね。
私などはおばあちゃん子で、よく祖母から「食べ物で遊んではいけません!」といわれて育ったものですから、なおさら抵抗があります。

なのに、野菜、挿れたことあります! 種類はゴーヤ!!!
若気の至りでした。はっきりいって痛いし違和感バリバリだし、なんもいいことないです。
よい子のみなさんは本物の野菜じゃなくて、野菜型バイブで遊びましょうね。

全部よくできている～。何が優れているって、スイッチも充電アダプターの差し込み口もすごくさりげなくてです。

そうなんです、このシリーズは「大人のデパート エムズ」のオリジナル商品。
遊び心がいっぱいですが、アダルトグッズの殿堂たるエムズさんが作ったんだから当然クオリティ高ッ!

気になるのは、なんでこの野菜たちなのかってことですよね。
みなさん、野菜を挿入すると聞いたら何の種類を思い浮かべますか?
キュウリ、ニンジン、ナス、ズッキーニ、私も挿れたゴーヤ……大根、は大きすぎるかな。
野菜じゃないけど、バナナもエッチな想像にはつきものですよね。
ナスとニンジンは入っていますが、トウガラシとトウモロコシは意外でした。
なんでこのラインナップになったのか、一度聞いてみたい～。
でもきっと、使ってみればその理由がわかるはず、4種類全部、制覇するぞ!

さて、どれから使おうかな～と迷ったとき、まずは最もスリムなものから使うのがいいですよね。
「トウガラシ」はバイブというより、長めのローターといった感じ。
前戯にはうってつけじゃないですか。

スイッチをONにすると、全体が“ヴーン”と静かに、でも力強く振動しはじめます。
全身くまなく愛撫できるし、足指のあいだとか耳の中とか、細かくてニッチなところにもなんなく入り込みます。
食生活においては「辛いものニガテ!」という方も多いかもしれませんが、このローターは好き気嫌いなく誰にでも重宝してもらえそうです。

このぐらいの太さだと挿入にも適しているように見えますが、挿れるのはまだ早い!
私としては、こちら側にも注目してほしいのです。

これを女性のデリケートゾーンにぴたっとあてがってみてください。
「面」で刺激すると、クリトリスのような敏感なところを「点」で刺激するのとはまた違った快感があります。
もう一つ言うと、へたの部分の先端をクリに押し当てると「点」+「面」の両方の刺激を味わえちゃう。
「ニンジン」ってあんまり主役にはならないけど、形を変え調理方法を変え、いろんな料理の脇役になるじゃないですか。
こうして多彩な攻め方が用意されているって、通じるものあるなぁ。

挿入っていう点から見てみると、この先端が細くて徐々に太くなっていく「Aライン型」をしています。
ビギナー女子にとってもすごく挿入しやすい形状なので、初めてのバイブとしてもオススメできます。

「ナスビ」は唯一、先端がぼこっとふくらんでいる形状ですよね。
これはちょっとバイブに慣れてきた人のほうがいいかな。
頭でっかち型のバイブは、いったん挿れると抜けにくくて、奥へ奥へと飲み込まれていくのですが、挿入するには慣れが必要です。
入ってしまえば「膣内がバイブでみっちり満たされている!」感があり、振動が骨盤内に力強く広がっていく感があります。
抜き差ししなくていい、じっとしているだけでもイケると思います。

私がかつて挿入したゴーヤ(笑)と違って、こちらはツブツブといってもお行儀よくきれいにならんでいます。
これが挿入したときに膣ひだをいい感じにこすってくれるんですよ。
だからナスを違って、自分の手で抜き差ししたくなります。
小刻みに動かすのと、長いストロークで動かすのとでは刺激がぜんぜん違います。
どちらがいいとはいえません、だって、どちらも気持ちいいから!
太さも結構あり、こちらも「満たされている!」感があるので、上級者用と認定しました。
でも同時に「Aライン型」でもあるので、挿入は意外とスムーズなんですよね。
ツブツブが引っかかるように感じることもあるかもしれませんが、それはローションを多めに使えば心配ナシです。

……以上、多彩に愉しめる「IPPON MANMA(いっぽんまんま)」シリーズです。
先ほど「ニンジン」の葉の部分で刺激する使い方を紹介しましたが、これ、ほかの野菜にも当てはまります。

ピンポイントどころか、ふるえるヘタでクリトリスを前後左右に嬲られる感じ、好きな人多いんじゃないかと思います。
いま「食品ロス」って問題になっていますよね。野菜もまるごと食べましょうっていうニュースをよく耳にします。
この「IPPON MANMA(いっぽんまんま)」シリーズは、ほんとロスするところがない。
端から端まで、おいしくいただけます。