初めてのアナルセックスを楽しむには？必要な準備・アイテム＆やり方を解説

アナルセックスは、男女ともに大きな快感を得られるプレイの1つです。ただし、気持ちよくなるためには事前のアナル開発が必要です。

本記事では、アナルセックスを楽しむために必要な情報を詳しくまとめました。アナルセックスに必要な準備やセックス児の手順、気持ちよくなるためのコツ、アナル開発に使えるアイテムをお伝えします。

「アナルセックスに興味があるけど、本当に気持ちよくなれるのか心配…」という人は、本記事の内容をご確認のうえ、ぜひチャレンジしてみてください！

まずは、簡単にアナルセックスの基本的な情報を確認しましょう。

アナルセックスは、お尻の穴を使った性交渉を指します。アメリカのインディアナ大学の研究によると、アメリカでは成人した男女の約4割はアナルセックスを経験しているといいます。日本でも、男性の2割、女性の1割はアナルセックスの経験があるそうです。

アダルトサイト「Pornhub Porn Videos」では、2023年に最も検索された用語の6位、最も閲覧されたカテゴリーの5位が「アナル」でした。日本では武士や僧侶の間では男性同士の性愛「男色文化」の歴史があり、中世ヨーロッパでは避妊を目的にアナルセックスが推奨されていました。

アブノーマルだと思われがちなアナルセックスですが、世界でも日本でも実はそれほど珍しいプレイではないのです。

「膣/ペニスとは違う快感を味わえる」
「最初は気持ちよくなかったけど、何度かしていくうちにクセになった」
「最初は苦痛だったけど、今ではすごく感じてしまう」
「前の彼氏に頼まれてやった。すごく痛くてももうしたくない」
「夫に頼まれたらするけど正直好きではない」

アナルセックスについては、ポジティブな感想・ネガティブな感想のどちらもよく耳にします。

一部の調査によると、アナルセックスの経験がある人のなかでも、アナルセックスが気持ちいいと感じた人は数％だとか。一方で、アナルセックスは人気のプレイで、世界中で楽しんでいる人が多くいることも事実です。アナルで快感を得られるかは個人差があり、やり方によっては痛みを感じることから感想が大きく分かれていると予想されます。

それでは、なぜアナルセックスで快感を得られるのでしょうか。肛門周辺は神経終末が集中しており、クリトリスやペニスに近いことから、男性でも女性でも性感帯となり得ます。

ただし、男女で身体の構造が違うことから快感を得られる理由やプロセスが異なります。本章でそれぞれ確認していきましょう。

なお、快感やオーガズムのメカニズムはまだ解明されていない部分も多くあります。精神的な要因や環境、性感帯の個人差などによって、快感の有無や得られる快感の種類・大きさは異なる可能性があります。

女性の場合、膣壁が快感を生んでいるわけではなく、多くはGスポットなど性感帯への刺激によって快感が生まれています。Gスポットとは膣口から3～5cmほど入ったお腹側、恥骨の下あたりに位置しているスキーン腺という器官です。スキーン腺は性的な興奮や刺激によって膨張し、刺激し続けることでオーガズムに達します。

膣とアナルは薄い壁1枚で隣り合っており、このGスポットはアナルから刺激することも可能です。アナル側のポイントをアナルVスポットと呼びます。また、膣内の性感帯はAGスポットやポルチオなどGスポット以外にもいくつかあり、アナルをペニスで突くとその他の性感帯にもアプローチができます。

直腸側から膣内の性感帯を刺激できることから、女性はアナルセックスで快感を得られるのです。

男性のオーガズムといえば射精ですが、オーガズム時の快感は、前立腺や精嚢（せいのう）、射精管周辺で起こっています。

射精をするときは、精巣から出た精子が射精管で精嚢液と、前立腺で前立腺液と混ざり合って精液となり、前立腺が収縮することで尿道に送られて体外に放出されます。放出直前には前立腺まで送られた精液がせき止められて内圧が高まり、射精直前から射精時にかけて大きな快感を生むのです。

前立腺は肛門から5cmほど入ったお腹側に、精嚢は直腸の上、肛門から8cm程度のところにあります。射精管は精嚢から伸びて、前立腺の中を通っています。アナルセックスをすることで前立腺や精嚢、射精管を直接刺激できるため、ペニスを触らなくても射精のときのようにゾクゾクとした快感を得られ、最終的にオーガズムに達することもできるのです。

アナルセックスはゲイ・バイセクシャル・レズビアンの人はもちろん、ノーマルな男女も楽しむことができます。ここからはアナルセックスならではのメリットをチェックしましょう。

アナルセックスをしたことがなかった人たちが新しいプレイに挑戦することで、これまでにはない刺激を楽しめます。

日本ではアブノーマルなイメージが強いアナルセックスでは、通常のセックスよりも背徳感と羞恥心を強く感じます。人にはいえないようなプレイだからこその興奮を味わえるのです。また、アナルにペニスを入れるためには、しっかりとアナルをほぐす必要があり、舐めたり指やおもちゃを入れたりと、ペニスを入れるための過程も楽しめるでしょう。

生理中にセックスをしようとすると経血で身体も周囲も汚れることになります。アナルセックスであれば、生理がある女性でも経血を気にせずセックスができます。

また、医学的に生理中のセックスは禁止というわけではありませんが、男女ともに性感染症のリスクが高まるうえ、女性には経血がお腹に逆流する子宮内膜症の危険もあります。生理中の性行為で痛みを感じる女性もいるため、できれば生理中のセックスは避けたいところ。

しかし、生理中に性欲が高まるという女性も存在します。アナルセックスなら、経血による汚れやデリケートな状態にある膣への挿入を避けながら、性欲を解消できるのです。

アナルセックスでは妊娠するリスクが全くありません。衛生面的にはコンドームの装着が推奨されますが、アナルであれば中出しをしても妊娠の心配はありません。

中出しは、射精する側はもちろん、される側もドクドクとしたペニスの脈動が気持ちいいものです。男性でも女性でも、相手との一体感を強く感じるため、精神的な満足感も得られます。妊娠するリスクなく、中出しを楽しめるのはアナルセックスの大きなメリットでしょう。

通常、セックスでは男性のペニスを女性の膣やアナル、男性のアナルに挿入しますが、ペニスバンドを付ければ女性が男性のアナルに挿入することもできます。

ノーマル男性でもM気質のある人は意外と多く、女性に攻められると興奮する・アナルを掘ってほしいという願望も珍しくありません。相手を抱くという行為は、男性であっても女性であっても精神的な満足感を得られます。女性が攻め側になることで、お互いにいつもとは違ったセックスを楽しめるでしょう。

アナルセックスは男女ともに快感を得られるものですが、いくつか注意したいデメリットも存在します。アナルセックスに興味がある人は、デメリットも把握したうえで対策しながら楽しむことが必要です。

アナルセックスでは、浣腸とアナル洗浄が必要になります。アナル洗浄では、アナルに洗浄液やぬるま湯を入れて排出することを繰り返します。どのようにアナル洗浄をするのかにもよりますが、アナルに洗浄液やぬるま湯を入れたらすぐに外に出すため、トイレで行っても失敗すれば周囲に汚れた水が飛び散る可能性があります。

浴室で行う方法もありますが、便が混じった汚れた水を流すことになるため、排水口の掃除やニオイ消しが必要になるかもしれません。

アナルは本来異物を挿入する器官ではないので、アナルにペニスを挿入する行為は身体にかなりの負担がかかります。膣はもともと男性器を入れることを想定しているため、ペニスが挿入されても柔軟に受け入れられますが、アナルは違います。

そのため、アナルを壊してしまわないよう、アナルセックスは最低でも4～7日は期間を空けなければなりません。浣腸やアナル洗浄も頻繁に行うことは避け、週に2回までに留めるようにしましょう。

アナルセックスをし過ぎると排便を自分でコントロールできなくなるリスクがあります。

アナルの括約筋の1つである内肛門括約筋は、1度損傷してしまうと機能が回復しません。この内肛門括約筋が働かなくなると、肛門を締められず、自分の意思に反して便が漏れてしまう便失禁につながる可能性があります。さらに、酷くなると直腸が肛門から飛び出してしまう脱肛が起きてしまうことも考えられます。

肛門や直腸の皮膚はかなり薄く、アナルセックスによって痔になるリスクがあります。肛門が傷ついた場合は切れ痔に、肛門の毛細血管がうっ血すればいぼ痔になりかねません。

痔は再発しやすく、何度も繰り返すうちに、より発症しやすくなります。症状が悪化すると、強い痛みを感じるようになり、外科的な手術が必要になることもあります。アナルセックスが原因で痔になった場合は、完治まで肛門に負担をかけないよう生活しなければなりません。繰り返す場合は、必ず医療機関に相談しましょう。

アナルセックスは、膣にペニスを挿入するセックスよりも性感染症になるリスクが高いことがわかっています。直腸の粘膜が非常に傷つきやすいため、挿入によって傷ができて、そこからウイルスが入ることで感染しやすくなるのです。

たとえば、HIVの感染はゲイ男性の感染率がずば抜けて高くなっています。2021年の新規HIV患者は男性が女性の約24倍で、そのうち約65%が同性同士の性的接触が原因でした。そのほか、アナルセックスでは淋病やクラミジア、梅毒といったあらゆる感染症のリスクがあります。

アナルセックスでは性感染症になりやすいことをふまえ、コンドームを使用することが推奨されています。

アナルでの中出しでは、妊娠しない・ペニスのドクドクを感じられるといったメリットがある一方で、お腹を下すリスクがあります。

これは、精液に含まれる「プロスタグランジン」という成分が原因です。プロスタグランジンは胃や腸、子宮、血管といった中空器官にある筋肉「平滑筋」を収縮させる物質で、生理痛の原因ともいわれています。中出しによって腸内に精液が入ると、腸が収縮し、下痢につながるのです。

アナルセックスで中出ししたときは、すぐに掻き出したりアナル洗浄したりして、精液を腸内に残さないようにしましょう。

それでは具体的にアナルセックスのやり方をみていきましょう。アナルセックスをするためには、事前準備が必要です。

ペニスを挿入できるとこまでアナルを緩めるには時間がかかるため、アナルセックス未経験の場合は事前にアナル開発をしておく必要があります。

アナルセックスでは、浣腸・アナル洗浄が必要になるため、浣腸液やアナル洗浄用のぬるま湯を入れるためのシリンジが必要です。また、指でアナルをほぐしていくので、指につける指サックやコンドームを用意しておきましょう。ローションでベッドや床が汚れるため、タオルか防水シートで保護しておくのがおすすめです。

まずはアナルの中をキレイにしていきます。市販されている浣腸のノズルを奥まで肛門に差し込み、浣腸液を注入します。注入時は左側を下にして寝転ぶか、洋式トイレに座って前かがみになりましょう。商品によって推奨されている体勢は異なるため、必ず説明書通りに使用してください。

浣腸が終わったら次はアナル洗浄です。シリンジに体温よりも2度程度低いぬるま湯を50～100ml入れて、アナルに注入します。アナルに入れたお湯は、すぐに出してしまいましょう。これを水が濁らなくなるまで何度か繰り返します。

アナルがキレイになったら、肛門の入り口をほぐしていきます。指に指サックまたはコンドームを付けてたっぷりのローションでマッサージしていきます。無理に指を入れると傷つく恐れがあるため、まずは入り口を押したり撫でたりして、刺激に慣れましょう。

慣れてきたら、肛門の入口をほぐします。滑りが悪いと痛みに繋がるため、必要であればローションを追加してください。指の第一関節が入るようになったら、円を描くように肛門を押し広げていきましょう。

ここでは無理をせず、まずは小指がスムーズに出し入れできるところを目指すのがポイント。一度痛みを感じてしまうと、次からアナルへの刺激が怖くなる人も少なくありません。じっくり時間をかけることが重要です。

慣れてきたら、徐々に太い指が入るように拡張していきます。1日ですぐに拡張できるものではないため、何日かに分けて少しずつ広げていきます。

指1本が根本までスムーズに入るようになったら、指を増やしてみましょう。人の指は1本が1.5～2cm程度です。一方で、一般的な日本人男性のペニスの平均的な太さは3.5cmといわれています。そのため、少なくとも指が2本、できれば3本出し入れできるところまで拡張しておくと、本番でもスムーズにセックスを楽しめるでしょう。

そのほか、初心者向きのアナルプラグやアナルビーズ、ディルドなどを使って、挿入に慣れておくのもおすすめです。

アナルがペニスを受け入れられるところまで拡張できたら、アナルセックス本番です。アナルの洗浄以外は通常のセックスと大きく変わりません。

まずは、事前準備のときと同様に浣腸・アナル洗浄をしましょう。プレイ中にペニスや指に便が付いてしまうと雰囲気が台無しになってしまいます。アナル洗浄を見たいという性癖の人もいますが、排便を見られるのには抵抗がある人も多いものです。どうアナル洗浄をするのかは、事前にパートナーと話し合っておきましょう。

浣腸プレイから始めたいという場合は、周囲が便でひどく汚れる可能性があります。浴室で行うか、ビニールシートで床や壁を覆ってから行ってください。

ここからは通常のセックスと同じように、パートナーとのイチャイチャを楽しみながらお互いの性感帯を刺激して体の感度を高めましょう。

アナルをキツく締めているのは筋肉なので、リラックスした状態のほうが柔らかくなります。精神的な満足感も大きく影響するため、性感帯への直接的な刺激だけでなく、キスやエッチな会話などで性的な興奮を高めることも重要です。

気分が高まってきたら、指やラブグッズを使ってアナルをほぐしていきます。事前にアナル開発をしていても、いきなりペニスが入るわけではありません。

たっぷりとローションを出して、その他の性感帯を刺激したりキスをしたりしながら、まずは指1本が入るまで柔らかくします。そして、挿入するペニスを入れても痛みを感じないところまでゆっくり広げていきましょう。

しっかりとアナルが柔らかくなったら、ペニスを挿入します。コンドームを着用し、ローションをたっぷりと塗ってから、ゆっくりとペニスを差し込んでいきましょう。肛門や腸は非常に傷つきやすいため、膣に挿入する以上にゆっくり入れることがポイントです。ペニスを奥まで挿入する必要はなく、初めのうちは入る範囲で止めておいて構いません。

また、痛みを感じたらまだ肛門が十分に広がっていないということになります。切れてしまうとセックスは続けられないので、無理をせず、再度指やラブグッズを使ってアナルを広げましょう。

ペニスが入ったら、動かさずにペニスの大きさにアナルが慣れるのを待ちます。肛門は柔らかくなるまでほぐしてありますが、それでも腸のほうは異物の大きさに慣れておらず、無駄な力が入った状態になることがよくあります。

挿入後は動かず、キスをしたりその他の性感帯を愛撫したりして、受け側がリラックスできるようにしましょう。

無駄な力が抜けて、ペニスの大きさに慣れてきたら、ゆっくりとペニスを動かしてみます。大きく動かず、小さい幅から始めます。動かすときは、乾燥しないように必要であればローションを足してください。挿入する側は、自分の快感を追ってしまいがちですが、受け側を気遣い、まずは痛みを感じずにペニスを出し入れできるところを目標としましょう。

なお、ペニスを引き抜くときも、ゆっくりと行ってください。アナル洗浄をしても目に見えない便や細菌が残っているため、使用後のコンドームはそのままにせず、すぐに捨てることをおすすめします。

セックスするときの体位はさまざまありますが、アナルセックスの場合はバックのほうが挿入しやすいでしょう。お尻を突き出すことで、挿入側がアナルの位置を確認しやすいためです。

そのほか、少し慣れてきたら騎乗位もおすすめ。受け入れる側がペニスを入れる角度やスピードをコントロールできるため、無理なく挿入できます。ただし、騎乗位ではペニスを途中まで入れて止めるというのが難しいため、ペニスを奥まで挿入することができるようになってからチャレンジするのがよいでしょう。

アナルセックスは通常のセックス以上にさまざまなことに配慮しなければ、ペニスを挿入することさえできません。そのため、初めてのアナルセックスを楽しむためには、下記のポイントを押さえておきましょう。

アナルセックス経験者であっても、アナルセックスが気持ちがいいと感じた人はごくわずか。これは、普段排泄に使っているアナルにペニスを入れたからといって、刺激がすぐに快感に変わるわけではないためです。アナルセックスを楽しむには、経験回数を重ねて、アナルで快感を得る練習が必要です。

ペニス挿入時に快感よりも先に痛みを感じてしまうと、アナルセックスが嫌いになってしまいます。パートナーとアナルセックスを楽しみたい場合は、女性であればアナルVスポットを、男性であれば前立腺や精嚢を刺激して、アナルで気持ちよくなるよう開発しておきましょう。

セックスは雰囲気づくりが重要です。特に女性の場合は心の繋がりを重視しやすく、物理的な刺激よりもその場の雰囲気に興奮することも珍しくありません。アロマオイルを焚いたり間接照明で部屋を暗くしたりと、セックスをする環境面にも配慮しましょう。

セックスを始めるときもいきなり性感帯を刺激するのではなく、ボディタッチやキスをして、興奮が高まる時間を作ります。ときには焦らしを入れつつ、徐々に前戯に移行するのがおすすめです。

そのほか、アブノーマルなプレイをするという背徳感や羞恥心も快感を高めてくれます。プレイ中には、「お尻が気持ちいいなんてエッチだね」などと、相手が興奮するような言葉責めをしてもいいですね。

開発が進んでいないうちは、アナルだけで大きな快感を得るのは難しいものです。そのため、ペニスを挿入したあと、ピストンするときもその他の性感帯を愛撫して、興奮状態を保つのがおすすめです。

体位によっては攻め側が受けの性感帯を触れないこともあります。この場合は、受けが自分が気持ちがいいように乳首やクリトリス、ペニスを触りましょう。

ペニスを入れる側は焦ったり急かしたりせず、その日のうちに挿入までたどり着かなくても、受け入れる側がリラックスできることを優先しましょう。

相手に対する信頼感や安心感といった精神的な安定は、身体のリラックスにもつながります。アナルセックスを成功させるためには、いかにリラックスして、身体と肛門の筋肉を強張らせないかがポイントです。

痛くないよう配慮することはもちろん、相手を気遣ったり愛を言葉で確かめ合ったりして、自然と身体の力が抜けるよう配慮しましょう。

アナルセックスを楽しむためには、必ず受け側が嫌にならない範囲で行う必要があります。アナルセックス経験者の感想からもわかるように、「気持ちよくなかった」「痛かった」というネガティブな感想は多いものです。これは、受け側が攻め側が無理やりセックスを進めたことが原因だと予想できます。

セックスは、パートナーと2人で楽しむものです。望まない性行為で楽しむことはできないですよね。ペニスを挿入する人は、ガンガンと激しく突き上げたくても、相手が嫌がったり痛がったりしたらすぐに中断しましょう。

アナルセックスではケガをするリスクもあるため、下記の点を守るようにしてください。

攻め側が気を付けるべきことが多いため、受け入れる側の人はセックスを始めるまえに相手に伝えておきましょう。

肛門も直腸も非常にデリケートな器官であり、体液があると菌が繁殖しやすくなるため、下準備やセックスをするときの手やラブグッズは清潔にしておきましょう。セックスをする前には、お互いシャワーを浴びて、身体も清潔にしてください。

爪は前日までに短く切って、やすりで磨いておきます。爪を切った直後は断面が鋭くなっており、そのままアナルに指を入れるのは傷つける原因になってしまいます。

アナルセックスでは、基本的に激しいピストンは推奨されていません。直腸の粘膜は非常に薄いため激しく抜き差しするとその摩擦で擦り切れてしまう可能性があります。AVのようにガン突きするのは、実は受け入れる側にとって気持ちがいいとは限らないのです。

特に初めのうちは、ピストンでの射精を目標としないほうがよいでしょう。ペニスに強い刺激がないとイケない人は、アナルからペニスを抜いて手や口を使ってしごくようにしてください。

生挿入・中出ししても妊娠しないのがアナルセックスの魅力ではありますが、コンドームの着用は必要です。直腸にはアナル洗浄を行ったとしてもたくさんの細菌が住んでいて、なかには性感染症のウイルスや食中毒を起こす有害な菌もふくまれています。

その場の快楽だけでなく、自分や相手の健康を考えるならコンドームは必ず着用してください。

気を付けていても、アナルが切れて出血することがあります。この場合は、すぐに中断して、それ以上アナルに負担をかけないことが重要です。

切れてしまった場合は、まずはローションや体液などをキレイに洗い流し、清潔な状態にします。小さく切れただけであれば、自然治癒できますが、市販薬を使用してもいいでしょう。しばらくは排便で痛みが出る可能性があるので、できるだけ下痢や便秘を起こさないよう注意してください。なお、患部周辺を温めると、痛みが和らぎます。

アナルは膣のように濡れないため、ローションの使用が必須です。しかし、ローションにはさまざまな種類があり、間違ったローションを選んでしまうと、滑りが足りなかったりコンドームが溶けてしまったりするので要注意。

アナルセックスをするときは、基本的にはシリコンベースのローションを使います。乾燥しにくく長時間潤いが続くため、何度も塗り直す手間がありません。ただし、シリコンベースのローションはシリコン製品を傷めます。そのため、シリコン製のラブグッズを使う場合はその他のローションを使用しましょう。

オイルベースのローションは、長時間潤いが持続しますが、ゴム製品を劣化させるため、天然ゴムラテックス製コンドームとの併用は控えましょう。オイルベースを使いたい場合は、ウレタン製コンドームを使用すれば問題ありません。

それでは、実際にどのようなローションを選べばいいのか、アナルセックスにおすすめのローションを5つ紹介します。

指だけでなくラブグッズがあるほうがアナル開発がしやすくなります。ペニスと指では圧迫感が全く違うので、ラブグッズで事前に確認しておくと、本番でスムーズにペニスを挿入できるでしょう。ここでは初心者向け商品を5つみていきましょう。

今回は、初めてアナルセックスする人達に向けて、必要な準備やセックスの流れ、アナルセックスをするときのコツ・注意点をまとめてお伝えしました。男女ともアナルセックスで快感を得ることができるため、身体の性や好きになる性を問わず楽しむことができます。

しかし、アナルセックスは身体への負担も大きいものも事実です。滑りが良いローションやラブグッズも使いながら、しっかり事前準備をすることが大切になります。アナルで気持ちよくなれたらプレイの幅も広がるので、興味のある人はぜひ本記事を参考にアナルセックスに挑戦してみてください！