チクニールのアナルファクトリー 男の電マ! 超ハイエンドな電マ「LELO SMART WANDS」
(投稿日:2017/6/20)
こんにちは、チクニールです。今回は高級バイブ「LELO」が発売している「SMART WANDS(スマートワンズ)」を紹介します。
※販売終了
動力 | USB充電式 |
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機能 | 振動8パターン、強弱無段階 |
付属品 | 充電コード、保管用サテンポーチ、ユーザーマニュアル、1年間保証書 |
クチコミ評価 |
商品レビュー一覧 |
LELO(レロ)とは
スウェーデン発のアダルトグッズメーカーで、バイブひとつが1万円超えは当たり前の高級路線を取っていますが、その品質やデザインは世界中でファンがいるほどで、アダルトグッズを語る上では外せないほどの有名なブランドになっています。
スウェーデンといえば、皆さんご存知の世界最大家具メーカー「IKEA(イケア)」や空気清浄機の製造発売している「Blueair(ブルーエア)」などが有名ですね。どれも共通しているのはデザインが優れているということです。これらのデザインは北欧テイストとも呼ばれていますが、その真髄は「その機械が本来の目的に忠実であること」ではないでしょうか。
世界標準の空気清浄機「ブルーエア」
「ブルーエア」の空気清浄機には加湿機能はありません。加湿機能は機械内部で雑菌が繁殖する原因ともなり、空気清浄を行う機械には相応しくないという考えなのです。その分、空気清浄に特化しており、結果的にメンテナンス性に優れ、シンプルかつ機能美に優れたデザインとなり、各国で支持を得ています。価格は高めですが、日本メーカーから乗り換えるユーザーもいるほど、注目されています。
低価格でデザインの優れた「イケア」
フラットパッケージと大量生産など、徹底したコストダウンでオシャレな家具が身近なものになりました。コストダウンをすれば犠牲になるのがデザインだと思いますが、無駄を省きシンプルにした結果、美しいものが出来上がった、というのがイケア製品なのです。ちなみにイケアの製品はそれぞれ名前が付いています。
例えば、イケアの代表的な製品で「BILLY(ビリー)」という名が付いた書棚があります。「LELO」のLELO SMART WANDS レロ スマートワンズ Mも「LYLA(ライラ)」や「TIANI(ティアニ)」などの名前が付いており、いかにも北欧企業らしいなぁと感じました。
ハイエンドオーディオ「PRIMARE(プライマー)」
あまり聞きなれない企業だと思いますが、オーディオ業界では割りと有名なスウェーデンの「プライマー」があります。飽きのこない自然な音色、どんな生活空間にも溶け込むというデザインが人気です。音に着色をしない忠実な再生を謳っていることなども北欧企業らしいといえます。
前置きが長くなりましたが、そんなスウェーデン企業のひとつである「LELO」も北欧企業らしい理念から作られています。かつて製造元もわからず、誰がどのような考えで作ったかもわからないという市場で、セックストイとして安心して楽しく使えるものを発信する、それが「LELO」のもつブランド力と物作りの精神なのだと思います。
電マ型 LELO「SMART WANDS(スマートワンズ)」
「LILY(リリィ)2」や「ORA(オーラ)2」など一見どのように使うか戸惑うほどのユニークな製品の中、「SMART WANDS」だけはどうみても「電マ」です。「チクニールのアナルファクトリー 男の電マ! 電マの愉しみ方」で「HITACHI Magic Wand」が元祖電マであると紹介しましたが、そのデザインが踏襲されているように見えます。
肩のコリから、股間のコリまでほぐすマッサージ器です。
開封の儀……的な
デカイです。7.9インチのiPad mini4と比較しても圧倒的な大きさです。それでも重厚なパッケージに妥協はなく、隅々までしっかりとした造りです。
開けるとこんな感じです。
横に色々入っています。
専用ケース、充電器、取扱説明書、ローション、保証用カード。
※LELO製品は一年保障が付いています。
専用ケースに入れてみました。
簡単に開くようになっているので出し入れしやすいです。
ヘッドにモーター、本体にスイッチという構造自体ではありますが、ヘッドと本体のつなぎ目は一体型になっており、防水対応で美しいデザインになっています。
ヘッドの直径は約6cm。
フェアリーとの比較
価格では10倍近く差があり、チクニールも「ぶっちゃけ値段が高い、ただの電マじゃん」と思っていましたが、実際に色々使ってみたところ「さすがLELOだな!」と納得する品質でした。
操作部分
防水非対応のフェアリーと違って、「SMART WANDS」はシリコンで隅々まで埋められている防水仕様となっています。握った感じもフェアリーのプラスチック感とは異なり、シリコンのサラサラとしっとりした感触が気持ち良いです。
グリップの持ちやすさ
フェアリーなど電マは基本的にストレート型のグリップが主流ですが「SMART WANDS」は持ち手部分が湾曲しています。
中心は細く、底部分は膨らんでおり、片手でも持ちやすいよう工夫されています。
男性の場合は腿に挟むとグリップがフィットして股間のちょうど良い位置に当ってくれます。表面はスベスベのシリコン製なので、心地よくハンズフリーで電マ刺激可能です!
ハイパワーでバッテリー式
振動の強さと電池の持ちの両立は中々難しいところがあります。
バッテリー式の中にはちょっと残念なパワーの電マもありますが、「SMART WANDS」はバッテリー式であることを感じさせません。バッテリー搭載量は900mAhとなっており、例えば「iPhone7 Plus」の2,900mAhと比べるとちょっと少ないかなって思っちゃいますが、液晶のバックライトやCPUを動かすわけではないので、電気マッサージ器としては十分な容量といえます。充電満タンにすると、なんと2時間の使用が可能となっています。バッテリー制御など技術的な面でも非常に優れていますね。
LELOはすべて専用の充電仕様となっています。
振動8パターン機能
振動8パターン機能で様々な振動が楽しめます。チクニールの使い方としては、腿に挟み股間に当てるので、ハンズフリーで色々な振動が味わえて面白いです。一定の振動だとただ痺れてしまうだけなので、パターンで快感のリズムを刻めるのが新鮮でした。
モーターは低めの動作音で、低トルクな振動となっています。ひたすらハイパワーで高回転振動のフェアリーシリーズとは反対の刺激です。低トルクだと響き渡る振動で静音性が気になりますが、「SMART WANDS」はシリコン製のボディが上手く音を吸収してくれてるようで、そこまで音は気になりません。
タッチセンサー搭載
使っているうちにわかったのですが、タッチセンサーが搭載されていました。
真ん中のボタンを3秒ほど長押しで「Sense Touch」という機能が作動し、リアルなマッサージを表現してくれるということです。ヘッドに肌が触れると振動するという画期的な機能です。つまり股間に押し当てると大きく振動する、というような使い方が可能になっています。これは他の電マにはなかった機能ですね。パートナーと使う場面でも、切り替え操作不要でスマートに刺激できます。
LELOという製品
高価なのにはワケがある……そう確信しました。
デザイン面でもクオリティ面でもLELOのグッズはオリジナリティに溢れています。いかに楽しませるかを細かく考え抜かれており、それがデザインに反映されて美しい姿になっているのだと思います。そこにはLELOという物を作る人たちのアダルトグッズへの信念が感じ取れます。アダルトグッズが後ろめたく、ただの使い捨ての道具ではなく使う喜び・所有する喜びをユーザーに与えてくれるアイテムであることをLELOは伝えたいのではないのでしょうか。